コンポーネント全体は、<component> 要素で囲まれます。 1 つのコンポーネントのバージョンはすべて、同じ名前とパスを持つ必要があります。 この要素の構成可能属性は、component 置換変数を参照できます。
名前 |
型 |
必須 |
構成可能 |
description |
---|---|---|---|---|
xmlns |
文字列 |
はい |
不可 |
必要な値: http://www.sun.com/schema/SPS |
xmlns:xsi |
文字列 |
はい |
不可 |
必要な値: http://www.w3.org/2001/ XML Schema-instance |
xsi:schema Location |
文字列 |
いいえ |
不可 |
推奨値: http://www.sun.com/schema/SPS component.xsd |
access |
次の 1 つ: PUBLIC PATH |
いいえ |
不可 |
当該コンポーネントのアクセスモード (詳細は下記) デフォルトは PUBLIC |
modifier |
modifierEnum |
いいえ |
不可 |
当該コンポーネントの修飾子 (詳細は下記) |
name |
entityName |
はい |
不可 |
コンポーネントの名前 |
path |
pathName |
いいえ |
不可 |
コンポーネントの絶対パス。 指定しないと、デフォルトでルートパス「/」が使用される |
description |
文字列 |
いいえ |
不可 |
コンポーネントの説明 |
label |
文字列 |
いいえ |
不可 |
コンポーネントの概要 |
software Vendor |
文字列 |
いいえ |
不可 |
当該コンポーネントでモデル化されたソフトウェアアプリケーションのベンダー |
author |
文字列 |
いいえ |
不可 |
当該コンポーネントの作成者 |
version |
schemaVersion |
はい |
不可 |
使用されているコンポーネントスキーマのバージョン。 現在許可されている値は 4.0 のみ |
platform |
文字列 |
いいえ |
不可 |
当該コンポーネントのインストール先として有効な物理的対象と見なされるホストを含むホストセットの名前 (詳細は下記) |
limitToHostSet |
文字列 |
いいえ |
不可 |
当該コンポーネントの有効な対象と見なされるホストを含むホストセットの名前 (詳細は下記) |
installPath |
文字列 |
はい 1 |
可能 |
当該コンポーネントのインストール時に使用されるパス。 単純コンポーネントの場合、この値はリソースをインストールするルートディレクトリにも相当する。 注: 当該コンポーネントのインスタンスがインストールされる際に、パスは共通書式で保存される |
1 非派生コンポーネントにしか認められません。
<component> 要素の「access」属性は、コンポーネントのアクセス可能性を指定するもので、値は PATH と PUBLIC に限定されます。 デフォルトは PUBLIC です。
access が PATH の場合、そのコンポーネントを参照できるのはそのコンポーネントと同じパス内に存在するほかのコンポーネントだけです。 クライアントが当該コンポーネントを直接インストールすることはできず、入れ子になった参照を使用してほかのコンポーネントに当該コンポーネントを含めるしかありません。 access 属性が PUBLIC の場合、このような制限は適用されません。
<component> 要素の「modifier」属性は、コンポーネントの優先指定要件を指定します。
ABSTRACT の場合、コンポーネントはインストールできず、 ほかのコンポーネントを拡張するためのベースコンポーネントとしてのみ機能します。 抽象的な子要素を宣言できるのは抽象コンポーネントだけです。
FINAL の場合、コンポーネントをほかのコンポーネントで拡張することはできません。
省略された場合は、コンポーネントの拡張とインストールが行えます。
<component> 要素の「platform」属性は、当該コンポーネントのインストール先として有効な物理的対象と見なされるホストを含むホストセットの名前を指定します。 この属性を指定しないと、サポートされているプラットフォーム上に存在する RA を含むすべてのホストが有効な物理的対象と見なされます。 この属性を指定する場合は、当該コンポーネントをインストールするプランの物理的対象が、指定されたホストセットに含まれるホストのサブセットでなければなりません。 指定されたホストセットに含まれないホストが物理的対象に存在する場合、これはプラン実行時エラーです。 既存のホストセットに対応しない名前を指定するのも、プラン実行時エラーです。 ここで説明しているプラン実行時エラーは、プリフライトエラーとして報告されます。
<component> 要素の「limitToHostSet」属性は、このプランの有効な対象と見なされるホストを含むホストセットの名前を指定します。 この属性を指定しないと、すべてのホストが有効な対象と見なされます。 この属性を指定する場合、クライアントが指定する対象は、指定されたホストセットに含まれるホストのサブセットでなければなりません。 指定されたホストセットに含まれないホストが対象内に存在する場合、プラン実行時エラーです。 既存のホストセットに対応しない名前を指定するのも、プラン実行時エラーです。 ここで説明するプラン実行時エラーは、プリフライトエラーとして報告されます。
platform 属性と limitToHostSet 属性では、2 つの大きな違いがあります。 1 つ目の違いは、platform は事前定義されたプラットフォームホストセットの 1 つを指定するのに対し、limitToHostSet はユーザー定義のホストセットを指定することです。 したがって、カスタムホストセットに基づいてインストールを制限することを望む場合、クライアントは「imitToHostSet」を使用する必要があります。 2 つ目の違いは、コンポーネントの対象を仮想ホストにした場合、limitToHostSet のテストはその仮想ホストに照らして行われるのに対し、platform のテストはその仮想ホストのルート物理ホストに照らして行われることです。 したがって、limitToHostSet を設定し platform は設定しないという方法をとることで、異なる物理プラットフォーム上に存在する特定の仮想ホスト (複数) にコンポーネントをインストールできます (WebLogic アプリケーションはこの方法を採用)。 platform を設定し limitToHostSet は設定しないようにすると、指定するプラットフォームを持つ物理ホストをルート (親) とする任意のホスト上にコンポーネントをインストールできます。 platform、limitToHostSet とも設定すると、両方の範囲を制約できます。
installPath と limitToHostSet を除き、component 属性は継承されません。
installPath 属性は継承され、派生コンポーネントにより無効にはなりません。 しかし、ベースコンポーネントはコンポーネント変数を使用してその値を指定でき、これらの変数の値を無効にできます。
limitToHostSet 属性も継承され、ベースコンポーネントが limitToHostSet を指定しなかった場合だけ派生コンポーネントで無効にできます。 limitToHostSet 値は、クライアントによって管理される可変のエンティティを指定します。このため、ホストセットの関係をプラットフォームと同じように論じることはできません。
platform 属性は継承されません。 しかし、派生コンポーネントの platform 値はベースコンポーネントの platform 値同様一般的ではありません。 派生コンポーネントで platform を指定しない場合は、ベースコンポーネントでも指定しないようにするか、あるいは「any」として指定する必要があります。
名前 |
数 |
説明 |
---|---|---|
extends |
0 または 1 |
当該コンポーネントの派生元であるベースコンポーネント |
varList |
0 または 1 |
当該コンポーネントが使用する置換変数と、当該コンポーネントに含まれる構成リソースの一覧 |
resourceRef |
0 または 1 |
当該単純コンポーネントによって管理されるリソース。 <componentRefList> との併用は不可 |
component RefList |
0 または 1 |
当該複合コンポーネントによって参照されるコンポーネントの一覧。 <resourceRef> との併用は不可 |
installList |
0 または 1 1 |
インストール手順ブロックの一覧。各手順ブロックは、当該コンポーネントをインストールするさまざまな方法を定義する |
uninstallList |
0 または 1 1 |
アンインストール手順ブロックのリスト。各手順ブロックは、当該コンポーネントをアンインストールするさまざまな方法を定義する |
snapshotList |
0 または 1 |
スナップショットブロックのリスト。各スナップショットブロックは、当該コンポーネントのインストール状態を取り入れるさまざまな方法を定義する |
controlList |
0 または 1 |
当該コンポーネントで利用できる制御の一覧 |
diff |
0 または 1 |
当該コンポーネントから派生したコンポーネントに対して比較を実行する際に差分エンジンによって使用される命令の一覧 |
1 非派生コンポーネントで必要です。