N1 Service Provisioning System 4.1 リファレンスガイド

installSpec 要素

<installSpec> 要素は <resourceRef> 要素の子であり、関連付けられたリソースのインストール方法を指定するために使用されます。

この要素は派生コンポーネントによって継承され、無効にできません。 しかし、ベースコンポーネントは <installSpec> 属性の値指定にコンポーネント変数を使用でき、これらの変数の値は無効にできます。

installSpec 要素属性

名前 

型 

必須 

構成可能 

説明 

name 

文字列 

はい 

可能 

リソースのインストール時にリソースに使用する名前 

path 

文字列 

いいえ 

可能 

リソースのインストール先となるディレクトリのパス。 相対ディレクトリは、包含コンポーネントの installPath 属性に相対的であると見なされる。 指定しないと、デフォルトで component installPath 属性が使用される 

permissions 

文字列 

いいえ 

可能 

インストール時に当該リソースに割り当てるアクセス権。書式は、UNIX chmod コマンドで定義されているように 3 桁の 8 進数を使用する。 最初の桁はファイルの所有者のアクセス権、2 つ目の桁はそのファイルのグループに含まれるほかのユーザーのアクセス権、3 つ目はその他のユーザーのアクセス権。 各桁は、希望するアクセス権 (1: 実行、2: 書き込み、4: 読み取り) の合計。 したがって、「777」と指定するとファイルに対する読み取り、書き込み、および実行のアクセス権をすべてのユーザーに与えることになる。 指定しないと、リソースはデフォルトのアクセス権でインストールされる 

ユーザー 

文字列 

いいえ 

可能 

インストール時に当該リソースの所有者として割り当てるユーザー。 指定しないと、使用するユーザーはプラン実行機能 (plan executor) によって決定される 

group 

文字列 

いいえ 

可能 

インストール時に当該リソースに割り当てるグループ。 指定しないと、使用するグループはプラン実行機能によって決定される 

deploy Mode 

次の 1 つ: 

ADD_TO  

または、 

REPLACE 

いいえ 

可能 

関連付けられたディレクトリリソースの配備方法を指定する。 ADD_TO は、対象ディレクトリ内の任意の既存ファイルにディレクトリコンテンツが追加されることを意味する。 REPLACE は、対象ディレクトリ内のすべての既存ファイルがディレクトリコンテンツによって置き換えられることを意味する。 指定しない場合、デフォルトで REPLACE が使用される。 非ディレクトリリソースの場合、この属性は無視される 

diffDeploy 

ブール型 

いいえ 

可能 

リソースを差分配備モードで配備すべきかかどうかを指定する。 指定しない場合、デフォルトで false が使用される。 差分配備モードを有効にした場合、それまでに配備されたことがないリソースだけが配備される