<addFile> 要素 は <capture> 要素 の子であり、包含するスナップショットの一部としてキャプチャされるファイルを指定します。
値には、マルチバイトの文字列を使用できます。
名前 |
型 |
必須 |
構成可能 |
説明 |
---|---|---|---|---|
path |
文字列 |
はい |
可能 |
対象ホストのファイルシステム上のファイルまたはディレクトリのパス名 |
ownership |
次の 1 つ: SET_SELF ADD_SELF ADD_TEMP |
いいえ |
不可 |
キャプチャされたファイルの所有権オプション (詳細は下記) |
filter |
次の 1 つ: DIRECTORIES FILES BOTH |
いいえ |
不可 |
パス名がディレクトリを指している場合、この属性はディレクトリ自体、そのディレクトリに含まれるファイル、またはそれらの両方のどれをキャプチャすべきかを示す。 指定しないと、デフォルトで BOTH が使用される。 パス名がディレクトリでない場合、この属性は無視され、ファイルが直接キャプチャされる |
recursive |
ブール型 |
いいえ |
不可 |
パス名がディレクトリを指している場合、この属性は現在のフィルタ設定を使用してサブディレクトリを再帰的にキャプチャすべきかどうかを示すために使用される。 指定しないと、デフォルトで true が使用される。 パス名がディレクトリでない場合、この属性は無視され、ファイルが直接キャプチャされる |
displayName |
文字列 |
いいえ |
可能 |
当該スナップショットエントリがほかのエントリと比較される際に表示に含めるテキスト |
<addFile> 要素の「ownership」属性は、キャプチャされるファイルの所有権オプションを指定します。 指定しないと、デフォルトで SET_SELF が使用されます。
スナップショットによってキャプチャされるインストール状態の情報の 1 つに、ファイルおよびディレクトリの所有権があります。 これは UNIX のアクセス権と同じではなく、参照カウントという概念に密着したものです。 具体的には、ファイルまたはディレクトリは 1 つ以上のスナップショットによって所有されているものとしてキャプチャできます。 ほかのコンポーネントインストールの結果としてファイルの所有者があとで変わる場合には、そのファイルがその初期状態と比較される際にこのことが確認され、報告されます。 これにより、 1 つのコンポーネントが別のコンポーネントに関連付けられたファイルを意図せずに上書きすることから生ずる差異の追跡がスムーズに行われます。 スナップショットの所有権情報は、所有者テーブルとして知られる、対象ホスト上のリポジトリ内にキャプチャされます。
ownership 属性の値は以下の意味論を持ちます。
ownership 値が SET_SELF の場合、所有者テーブルは関連付けられたファイルまたはディレクトリ用の単一のエントリを含むように更新されます。 そのエントリは、実行するインストール済みコンポーネントとスナップショットを所有者としてリストします。 また、キャプチャされたファイルコンテンツまたはディレクトリコンテンツのキャプチャ領域 ID もリストします。
ownership 値が ADD_SELF の場合、インストール済みコンポーネントとスナップショットを付加的な所有者として追加し、以前の所有者として既存のキャプチャ領域 ID を共有させる必要があります。
ownership 値 ADD_TEMP は ADD_SELF と似ていますが、新しいキャプチャが常に作成されてその ID が常に新しいエントリに使用されます (ほかの所有者のものを共有することはない)。