N1 Service Provisioning System 4.1 リファレンスガイド

capture addFile 子要素

<addFile> 要素 は <capture> 要素 の子であり、包含するスナップショットの一部としてキャプチャされるファイルを指定します。

addFile 要素属性


注 –

値には、マルチバイトの文字列を使用できます。


名前 

型 

必須 

構成可能 

説明 

path 

文字列 

はい 

可能 

対象ホストのファイルシステム上のファイルまたはディレクトリのパス名  

ownership 

次の 1 つ:  

SET_SELF  

ADD_SELF  

ADD_TEMP 

いいえ 

不可 

キャプチャされたファイルの所有権オプション (詳細は下記)  

filter 

次の 1 つ:  

DIRECTORIES  

FILES  

BOTH 

いいえ 

不可 

パス名がディレクトリを指している場合、この属性はディレクトリ自体、そのディレクトリに含まれるファイル、またはそれらの両方のどれをキャプチャすべきかを示す。 指定しないと、デフォルトで BOTH が使用される。 パス名がディレクトリでない場合、この属性は無視され、ファイルが直接キャプチャされる  

recursive 

ブール型 

いいえ 

不可 

パス名がディレクトリを指している場合、この属性は現在のフィルタ設定を使用してサブディレクトリを再帰的にキャプチャすべきかどうかを示すために使用される。 指定しないと、デフォルトで true が使用される。 パス名がディレクトリでない場合、この属性は無視され、ファイルが直接キャプチャされる  

displayName 

文字列 

いいえ 

可能 

当該スナップショットエントリがほかのエントリと比較される際に表示に含めるテキスト  

addFile ownership 属性

<addFile> 要素の「ownership」属性は、キャプチャされるファイルの所有権オプションを指定します。 指定しないと、デフォルトで SET_SELF が使用されます。

スナップショットによってキャプチャされるインストール状態の情報の 1 つに、ファイルおよびディレクトリの所有権があります。 これは UNIX のアクセス権と同じではなく、参照カウントという概念に密着したものです。 具体的には、ファイルまたはディレクトリは 1 つ以上のスナップショットによって所有されているものとしてキャプチャできます。 ほかのコンポーネントインストールの結果としてファイルの所有者があとで変わる場合には、そのファイルがその初期状態と比較される際にこのことが確認され、報告されます。 これにより、 1 つのコンポーネントが別のコンポーネントに関連付けられたファイルを意図せずに上書きすることから生ずる差異の追跡がスムーズに行われます。 スナップショットの所有権情報は、所有者テーブルとして知られる、対象ホスト上のリポジトリ内にキャプチャされます。

ownership 属性の値は以下の意味論を持ちます。