N1 Service Provisioning System 4.1 リファレンスガイド

inlineSubplan 手順

<inlineSubplan> 手順は、連続した複数の手順を実行するために使用される手順です。 この手順は、<compositeSteps> 要素の子としてしか指定できません。

<inlineSubplan> 手順は <execSubplan> 手順に類似していますが、<execSubplan> 手順は実行する外部プランの名前を指定するのに対し、<inlineSubplan> 手順は子要素として実行するプランを直接包含します。 インラインサブプランと最上位プランの一番の違いは、インラインサブプランは別個の名前付きエンティティとして保存されず、<execSubplan> 手順によって外部から参照が行えないのに対し、最上位プランは別個の名前付きエンティティであり、<execSubplan> 手順からの参照が可能であることです。 インラインサブプランは、サブプランコンテンツが簡潔で呼び出し側プランのコンテキストとロジックに直接結合されている場合に便利です。このような場合以外は、スタンドアロンプランとして使用しても無意味です。 これらのケースでは、自己包含した 1 つのユニットに全手順を含めるとメンテナンスが容易になるほか、プランを読みやすくなります。

最上位プランと異なり、インラインサブプランはパラメタを宣言することはできません。 インラインサブプランは、包含するすべてのプランのパラメタと変数を暗黙に継承します。 インラインサブプランがそれ自身にローカルな変数を別途宣言することは可能であり、これにより包含するプランの変数とパラメタを隠蔽できます。 サブプラン変数と包含するプランの変数が同じ名前を持つと、サブプラン変数が包含するプランの変数を隠蔽します。 このようなケースでは、その手順で使用できるのは一番内側のサブプランによって宣言された変数の値だけです。

inlineSubplan 手順属性

名前 

型 

必須 

構成可能 

説明 

planName 

entityName 

はい 

不可 

インラインサブプランの特定に使用される名前。 この名前は主に表示目的で使用され、ほかのプラン (インラインまたは最上位) の名前と区別する必要はない  

 

説明 

文字列 

いいえ 

不可 

インラインサブプランの説明。ドキュメント化するのに便利 

inlineSubplan 要素の子要素

<inlineSubplan> 要素は、オプションの <varList> と、それに続く追加子要素 1 つで構成されます。この子要素は、インラインサブプランが単純プランであるか複合プランであるかに基づき、<simpleSteps> または <compositeSteps> です。

名前 

数 

説明 

<varList> 

0 または 1 

インラインサブプラン内で使用するプラン変数の一覧 

simpleSteps 

0 または 1 

管理手順の一覧を含む。 この要素または compositeSteps 要素のどちらかが存在しなければならないが、両方存在してはならない  

compositeSteps 

0 または 1 

複合手順の一覧を含む。 この要素または simpleSteps 要素のどちらかがが存在しなければならないが、両方存在してはならない