N1 Service Provisioning System 4.1 リファレンスガイド

componentRef installMode 属性

<componentRef> 要素の「installMode」属性は、参照先コンポーネントをインストールして対象化する方法を指定します。 参照先コンポーネントが TOPLEVEL としてインストールされている場合、1 つのプランで直接インストールされたかのように、ほかの任意のコンポーネントがそのコンポーネントを使用できます。 しかし、参照先コンポーネントが NESTED としてインストールされている場合、そのインストールの範囲は参照元コンポーネントのインストール範囲に暗黙に限定され、そのサービスも参照元コンポーネントでしか利用できません。

論理的に、入れ子になった参照先コンポーネントは参照元コンポーネントが要求する細かな機能単位を定義しますが、ほかのコンポーネントに役立つことはありません。 一方、最上位の参照先コンポーネントは参照元コンポーネントが使用するサービスを定義しますが、ほかのコンポーネントもこのサービスを使用することもできます。

入れ子になった参照先コンポーネントの有効期間は、参照元コンポーネントの有効期間と暗黙に同じになります。 入れ子になった参照先コンポーネントのインストールは参照元コンポーネントのインストールの最中にしか行えず、参照元コンポーネントがアンインストールされる際に暗黙にアンインストールされます。 これに対し、最上位の参照先コンポーネントの有効期間が参照元コンポーネントの有効期間と同じになることはありません。 最上位の参照先コンポーネントは、参照元コンポーネントのインストール時に参照元コンポーネントによってインストールすることも、あるいはほかの方法であらかじめインストールしておくか、あとからインストールすることもできます。 参照元コンポーネントがアンインストールされる場合、明示的に参照元コンポーネントによってアンインストールされないかぎり最上位の参照先コンポーネントはインストールされたままとなります。 また、ほかのコンポーネントも参照先コンポーネントをアンインストールできます。