『N1 Grid Service Provisioning System 5.0 インストールガイド』では、SolarisTM オペレーティングシステム (OS)、Red Hat Linux、IBM AIX、Windows 2000 での N1TM Grid Service Provisioning System 5.0 のインストールとアップグレードの方法について説明します。
このマニュアルでは、“x86” という用語は Intel 32 ビットファミリのマイクロプロセッサと、これと互換性のある AMD 製の 64 ビットおよび 32 ビットマイクロプロセッサを意味します。
このマニュアルは、N1 Grid Service Provisioning System 5.0 のインストールと構成を担当するシステム管理者を対象としています。
『N1 Grid Service Provisioning System 5.0 インストールガイド』は、次の章から構成されます。
第 1 章「N1 Grid Service Provisioning System 5.0 の概要」では、このソフトウェアのインストールと構成に必要な作業の概要を示します。また、このソフトウェアとサポートされているネットワークプロトコルの概要も示します。
第 2 章「N1 Grid Service Provisioning System 5.0 のシステム要件」では、このソフトウェアをインストールして使用する上でのシステム要件について説明します。
第 3 章「インストールの前に収集すべき情報」には、このソフトウェアのインストールに必要な情報を収集するのに便利なワークシートを挙げます。
第 4 章「Solaris OS、Red Hat Linux、IBM AIX への N1 Grid Service Provisioning System 5.0 のインストール」では、Solaris OS、Red Hat Linux、および IBM AIX サーバーにこのソフトウェアをインストールする手順について説明します。
第 5 章「Windows システムへの N1 Grid Service Provisioning System 5.0 のインストール」では、Windows でこのソフトウェアをインストールする手順について説明します。
第 6 章「Secure Shell を使用するための N1 Grid Service Provisioning System 5.0 の構成」では、SSH を使用して通信を行うようにこのソフトウェアを構成する作業について説明します。
第 7 章「SSL を使用するための N1 Grid Service Provisioning System 5.0 の構成」では、SSL を使用して通信を行うようにこのソフトウェアを構成する作業について説明します。
第 8 章「Java 仮想マシンのセキュリティポリシーの構成」では、JVMTM セキュリティポリシーの構成方法について説明します。 [「Java 仮想マシン」と「JVM」は、JavaTM プラットフォームの仮想マシンを意味します。]
第 9 章「N1 Grid Service Provisioning System 5.0 へのアップグレード」では、このソフトウェアをアップグレードする手順について説明します。
第 10 章「N1 Grid Service Provisioning System 5.0 のアンインストール」では、このソフトウェアをアンインストールする手順について説明します。
付録 A 「インストールと構成のリファレンス」では、このソフトウェアのインストールと構成に関連する参考資料を挙げます。
付録 B 「トラブルシューティング」では、インストールと構成に関連した問題の障害追跡の手順について説明します。
N1 Grid Service Provisioning System 5.0 をインストールして使用する場合は、必要に応じて次のマニュアルを参照してください。
docs.sun.com では、Sun が提供しているオンラインマニュアルを参照することができます。マニュアルのタイトルや特定の主題などをキーワードとして、検索を行うこともできます。URL は、http://docs.sun.com です。
このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。
表 P–1 表記上の規則
字体または記号 |
意味 |
例 |
|
---|---|---|---|
AaBbCc123 |
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 |
.login ファイルを編集します。 ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。 system% |
|
AaBbCc123 |
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 |
system% su password: |
|
AaBbCc123 |
変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 |
ファイルを削除するには、rm filename と入力します。 |
|
『 』 |
参照する書名を示します。 |
『コードマネージャ・ユーザーズガイド』を参照してください。 |
|
「 」 |
参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。 |
第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 |
|
\ |
枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。 |
|
コード例は次のように表示されます。
C シェル
machine_name% command y|n [filename] |
C シェルのスーパーユーザー
machine_name# command y|n [filename] |
Bourne シェルおよび Korn シェル
$ command y|n [filename] |
Bourne シェルおよび Korn シェルのスーパーユーザー
# command y|n [filename] |
[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。
| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。
キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。
ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-D は Control キーを押したまま D キーを押すことを意味します。
このマニュアルでは、「x86」という用語は、Intel 32 ビット系列のマイクロプロセッサチップ、および AMD が提供する互換マイクロプロセッサチップを意味します。