この章では、N1 Grid Service Provisioning System 5.0 をインストールして使用する上でのシステム要件を示します。次の内容について説明します。
この節では、N1 Grid Service Provisioning System 5.0 をインストールして使用する上での要件を示します。
N1 Grid Service Provisioning System 5.0 Master Server は、次のオペレーティングシステムを使用しているサーバーにインストールできます。
SPARC® ベースサーバーで稼働している Solaris 8 OS
SPARC または x86 ベースサーバーで稼働している Solaris 9 OS
Red Hat Linux Advanced Server 2.1
Microsoft Windows 2000 Server と Microsoft Windows 2000 Advanced Server
N1 Grid Service Provisioning System 5.0 Remote Agent、Local Distributor、および CLI Client は、次のオペレーティングシステムを使用しているサーバーにインストールできます。
SPARC ベースサーバーで稼働している Solaris 7 および Solaris 8 OS
SPARC または x86 ベースサーバーで稼働している Solaris 9 および Solaris 10 OS
Red Hat Linux Advanced Server 2.1 と Red Hat Linux Advanced Server 3.0
IBM AIX 5.1、5.2
Microsoft Windows 2000 Server と Microsoft Windows 2000 Advanced Server
次に、N1 Grid Service Provisioning System 5.0 ブラウザインタフェースの Web ブラウザ要件を示します。
表 2–1 ブラウザインタフェースの Web ブラウザ要件
プラットフォーム |
ブラウザ |
---|---|
SolarisSolaris |
Netscape Navigator 6.2.2、Netscape Navigator 7.0 |
Red Hat |
Netscape Navigator 6、Netscape Navigator 7.1 |
ウィンドウ |
Internet Explorer 6、Netscape Navigator 6、Netscape Navigator 7.1 |
一部の Web プロキシサーバーは、ポップアップウィンドウをブロックするように構成されます。N1 Grid Service Provisioning System 5.0 を正しく動作させるためには、ポップアップウィンドウを表示させる必要があります。ポップアップウィンドウをブロックするような Web プロキシサーバーを使用しないでください。
次に、サポートされる各オペレーティングシステムに必要なパッチを示します。
表 2–2 サポートされるオペレーティングシステムに必要なパッチ
OS のバージョン |
必要なパッチ |
---|---|
Solaris 7 |
106980-16 106541-16 107544-03 106950-13 106327-08 106300-09 |
Solaris 8、SPARC ベースサーバー |
111310-01 109147-28 111308-04 112438-03 108434-15 108435-15 111111-04 112396-02 110386-03 111023-03 111317-05 113648-03 115827-01 116602-01 108987-13 108528-29 108989-02 108993-33 109326-14 110615-10 |
Solaris 9、SPARC ベースサーバー |
なし |
Solaris 9、x86 ベースサーバー |
なし |
Solaris 10、SPARC ベースサーバー |
なし |
Solaris 10、x86 ベースサーバー |
なし |
IBM AIX 5.1 |
AIX 5100-04 メンテナンスレベル (APAR IY44478) |
IBM AIX 5.2 |
AIX 5200–01 メンテナンスレベル (APAR IY 44479) |
Red Hat Linux Advanced Server 2.1 |
なし |
Red Hat Linux Advanced Server 3.0 |
なし |
Windows 2000 Server または Windows 2000 Advanced Server |
Service Pack 3 |
Solaris OS、Red Hat Linux、または IBM AIX サーバー上で SSH を使用してセキュア接続を行いたい場合は、SSH を使用する各マシンに SSH プロトコルバージョン 2 をインストールする必要があります。
CLI Client で Jython を使用する場合は、Jython バージョン 2.0 以上をインストールする必要があります。Jython の詳細は、http://www.jython.org を参照してください。
N1 Grid Service Provisioning System 5.0 は、各国語環境でインストールして使用できるように国際化されています。N1 Grid Service Provisioning System 5.0 は、ASCII 以外の文字も受け付けます。ソフトウェアで ASCII 以外の文字をサポートする必要がある場合は、次の要件を満たす必要があります。
すべてのアプリケーションを同じロケールまたは同等のロケールで実行する。Remote Agent、Local Distributor、および CLI Client は、Master Server が稼働しているロケールと互換性があるロケールを実行する必要があります。
Internet Explorer 5.5 または 6.0、あるいは Netscape 7.0 を使用する必要がある
Web ブラウザの Character Interface が UTF-8 (Unicode または Universal Alphabet とも呼ばれる) を使用するように設定する
config.properties などの構成ファイルでは、非 ASCII 文字はすべて Unicode でコード化されていなければならない。構成ファイルは任意のエンコードで作成できます。続いて、JavaTM Development Kit (JDK) パッケージに入っている native2ascii コマンドを使用してファイルを Unicode でコード化された ASCII 文字に変換します。
この節では、各 N1 Grid Service Provisioning System 5.0 アプリケーションをインストールして使用するための要件を示します。
Solaris Master Server には、Solaris 8 または Solaris 9 オペレーティングシステムが必要です。このサーバーは、次のハードウェア要件を満たす必要があります。
Solaris 8 オペレーティングシステムの場合、SPARC ハードウェアのみ
450MHz シングルまたはマルチ CPU
1GB 以上の RAM
HD 上に 2GB の空き領域。データベースに必要な容量は、配備されているアプリケーションのサイズによって決まります。
次に、Master Server を実行する Solaris システムに必要な /etc/system 設定を示します。
Solaris 9 OS を使用している場合は、shmsys:shminfo_shmmin と shmsys:shminfo_shmseg の値を変更できません。これらの設定のデフォルト値のまま使用できます。
Solaris Local Distributor には、Solaris 7、Solaris 8、Solaris 9、または Solaris 10 オペレーティングシステムが必要です。このサーバーは、次のハードウェア要件を満たす必要があります。
Solaris 7 および Solaris 8 オペレーティングシステムの場合、SPARC ハードウェアのみ
400MHz シングルまたはマルチ CPU
256MB 以上の RAM
HD 上に 1GB の空き領域。キャッシュに必要な容量は、配備されているアプリケーションのサイズによって決まります。
Red Hat Linux Master Server のインストールを開始する時に、ユーザーのパスに bc コマンドが存在する必要があります。bc コマンドが存在しないと、インストールが終了し、bc のインストールを要求するメッセージが表示されます。bc-1.06-5.rpm パッケージまたはこれ以降のバージョンのパッケージをインストールしてください。
Red Hat Linux Master Server には、Red Hat Linux Advanced Server 2.1 が必要です。
このサーバーは、次のハードウェア要件を満たす必要があります。
1GHz のシングルまたはマルチ CPU、Intel x86 互換ハードウェアのみ
1GB 以上の RAM
HD 上に 2GB の空き領域。データベースに必要な容量は、配備されているアプリケーションのサイズによって決まります。
Red Hat Linux Master Server インストーラは、次のシステムパラメータをチェックし、最小値が満たされない場合はエラーを表示して終了します。
表 2–4 Red Hat システムの設定
システムのパラメータ |
最小値 |
/proc/sys/kernel/shmall の shmall |
536870912 (512MB) |
/proc/sys/kernel/shmmax の shmmax |
536870912 (512MB) |
Red Hat Linux Local Distributor、Remote Agent、および CLI Client には、次に示す Red Hat Linux バージョンのどれかが必要です。
Red Hat Linux Advanced Server 2.1
Red Hat Linux Advanced Server 3.0
このサーバーは、次のハードウェア要件を満たす必要があります。
1GHz のシングルまたはマルチ CPU、Intel x86 互換ハードウェアのみ
1GB 以上の RAM
HD 上に 1GB の空き領域。キャッシュに必要な容量は、配備されているアプリケーションのサイズによって決まります。
IBM AIX Local Distributor、Remote Agent、および CLI Client には、AIX 5.1、または 5.2 オペレーティングシステムが必要です。このサーバーは、次のハードウェア要件を満たす必要があります。
400MHz のシングルまたはマルチ CPU、pSeries ハードウェアのみ
256MB 以上の RAM
HD 上に 1GB の空き領域。キャッシュに必要な容量は、配備されているアプリケーションのサイズによって決まります。
Windows Master Server、Remote Agent、Local Distributor、または CLI Client の実行時には、中間ファイルを作成するための十分な空き領域がホームディレクトリに必要になります。この容量は、アプリケーションを実行するためにインストールされているファイルのサイズとほぼ同じです。
Windows Master Server には、次に示す Windows バージョンのどれかが必要です。
Windows 2000 Server
Windows 2000 Advanced Server
このサーバーは、次のハードウェア要件を満たす必要があります。
1GHz のシングルまたはマルチ CPU、Intel x86 互換ハードウェアのみ
1GB 以上の RAM
HD 上に 2GB の空き領域。データベースに必要な容量は、配備されているアプリケーションのサイズによって決まります。
Windows Local Distributor、Remote Agent、および CLI Client には、次に示す Windows バージョンのどれかが必要です。
Windows 2000 Server
Windows 2000 Advanced Server
このサーバーは、次のハードウェア要件を満たす必要があります。
1GHz のシングルまたはマルチ CPU、Intel x86 互換ハードウェアのみ
1GB 以上の RAM
HD 上に 1GB の空き領域。データベースに必要な容量は、配備されているアプリケーションのサイズによって決まります。