N1 Grid Service Provisioning System 5.0 インストールガイド

第 2 章 N1 Grid Service Provisioning System 5.0 のシステム要件

この章では、N1 Grid Service Provisioning System 5.0 をインストールして使用する上でのシステム要件を示します。次の内容について説明します。

一般システム要件

この節では、N1 Grid Service Provisioning System 5.0 をインストールして使用する上での要件を示します。

サポートされているオペレーティングシステム

N1 Grid Service Provisioning System 5.0 Master Server は、次のオペレーティングシステムを使用しているサーバーにインストールできます。

N1 Grid Service Provisioning System 5.0 Remote Agent、Local Distributor、および CLI Client は、次のオペレーティングシステムを使用しているサーバーにインストールできます。

サポートされる Web ブラウザ

次に、N1 Grid Service Provisioning System 5.0 ブラウザインタフェースの Web ブラウザ要件を示します。

表 2–1 ブラウザインタフェースの Web ブラウザ要件

プラットフォーム 

ブラウザ 

SolarisSolaris 

Netscape Navigator 6.2.2、Netscape Navigator 7.0 

Red Hat 

Netscape Navigator 6、Netscape Navigator 7.1 

ウィンドウ 

Internet Explorer 6、Netscape Navigator 6、Netscape Navigator 7.1 


注 –

一部の Web プロキシサーバーは、ポップアップウィンドウをブロックするように構成されます。N1 Grid Service Provisioning System 5.0 を正しく動作させるためには、ポップアップウィンドウを表示させる必要があります。ポップアップウィンドウをブロックするような Web プロキシサーバーを使用しないでください。


必要なオペレーティングシステムパッチ

次に、サポートされる各オペレーティングシステムに必要なパッチを示します。

表 2–2 サポートされるオペレーティングシステムに必要なパッチ

OS のバージョン 

必要なパッチ 

Solaris 7 

106980-16 

106541-16 

107544-03 

106950-13 

106327-08 

106300-09 

Solaris 8、SPARC ベースサーバー 

111310-01 

109147-28 

111308-04 

112438-03 

108434-15 

108435-15 

111111-04 

112396-02 

110386-03 

111023-03 

111317-05 

113648-03 

115827-01 

116602-01 

108987-13 

108528-29 

108989-02 

108993-33 

109326-14 

110615-10 

Solaris 9、SPARC ベースサーバー 

なし 

Solaris 9、x86 ベースサーバー 

なし 

Solaris 10、SPARC ベースサーバー 

なし 

Solaris 10、x86 ベースサーバー 

なし 

   

IBM AIX 5.1 

AIX 5100-04 メンテナンスレベル (APAR IY44478) 

IBM AIX 5.2 

AIX 5200–01 メンテナンスレベル (APAR IY 44479) 

   

Red Hat Linux Advanced Server 2.1 

なし 

Red Hat Linux Advanced Server 3.0 

なし 

Windows 2000 Server または Windows 2000 Advanced Server 

Service Pack 3 

SSH の要件

Solaris OS、Red Hat Linux、または IBM AIX サーバー上で SSH を使用してセキュア接続を行いたい場合は、SSH を使用する各マシンに SSH プロトコルバージョン 2 をインストールする必要があります。

Jython の要件

CLI Client で Jython を使用する場合は、Jython バージョン 2.0 以上をインストールする必要があります。Jython の詳細は、http://www.jython.org を参照してください。

ロケールの要件

N1 Grid Service Provisioning System 5.0 は、各国語環境でインストールして使用できるように国際化されています。N1 Grid Service Provisioning System 5.0 は、ASCII 以外の文字も受け付けます。ソフトウェアで ASCII 以外の文字をサポートする必要がある場合は、次の要件を満たす必要があります。

アプリケーションの要件

この節では、各 N1 Grid Service Provisioning System 5.0 アプリケーションをインストールして使用するための要件を示します。

Solaris OS システム上のアプリケーションのシステム要件

Solaris Master Server

Solaris Master Server には、Solaris 8 または Solaris 9 オペレーティングシステムが必要です。このサーバーは、次のハードウェア要件を満たす必要があります。

次に、Master Server を実行する Solaris システムに必要な /etc/system 設定を示します。


注 –

Solaris 9 OS を使用している場合は、shmsys:shminfo_shmminshmsys:shminfo_shmseg の値を変更できません。これらの設定のデフォルト値のまま使用できます。


表 2–3 Solaris /etc/system 設定

変数 

最小値 

shmsys:shminfo_shmmax

0x20000000 [10 進の 536870912 (512MB)。ただし、この数字は Solaris 8 オペレーティングシステムでは 16 進で示す必要があります。]

shmsys:shminfo_shmmin

shmsys:shminfo_shmmni

shmsys:shminfo_shmseg

semsys:seminfo_semmni

32 

semsys:seminfo_semmns

512 

semsys:seminfo_semmsl

17 

semsys:seminfo_semvmx

537 

Solaris Local Distributor、Remote Agent、および CLI Client

Solaris Local Distributor には、Solaris 7、Solaris 8、Solaris 9、または Solaris 10 オペレーティングシステムが必要です。このサーバーは、次のハードウェア要件を満たす必要があります。

Red Hat Linux 上のアプリケーションのシステム要件

Red Hat Linux Master Server のインストールを開始する時に、ユーザーのパスに bc コマンドが存在する必要があります。bc コマンドが存在しないと、インストールが終了し、bc のインストールを要求するメッセージが表示されます。bc-1.06-5.rpm パッケージまたはこれ以降のバージョンのパッケージをインストールしてください。

Red Hat Linux Master Server

Red Hat Linux Master Server には、Red Hat Linux Advanced Server 2.1 が必要です。

このサーバーは、次のハードウェア要件を満たす必要があります。

Red Hat Linux Master Server インストーラは、次のシステムパラメータをチェックし、最小値が満たされない場合はエラーを表示して終了します。

表 2–4 Red Hat システムの設定

システムのパラメータ 

最小値 

/proc/sys/kernel/shmallshmall

536870912 (512MB) 

/proc/sys/kernel/shmmaxshmmax

536870912 (512MB) 

Red Hat Linux Local Distributor、Remote Agent、および CLI Client

Red Hat Linux Local Distributor、Remote Agent、および CLI Client には、次に示す Red Hat Linux バージョンのどれかが必要です。

このサーバーは、次のハードウェア要件を満たす必要があります。

IBM AIX 上のアプリケーションのシステム要件

IBM AIX Local Distributor、Remote Agent、および CLI Client には、AIX 5.1、または 5.2 オペレーティングシステムが必要です。このサーバーは、次のハードウェア要件を満たす必要があります。

Windows 2000 上のアプリケーションのシステム要件

Windows Master Server、Remote Agent、Local Distributor、または CLI Client の実行時には、中間ファイルを作成するための十分な空き領域がホームディレクトリに必要になります。この容量は、アプリケーションを実行するためにインストールされているファイルのサイズとほぼ同じです。

Windows 2000 Master Server

Windows Master Server には、次に示す Windows バージョンのどれかが必要です。

このサーバーは、次のハードウェア要件を満たす必要があります。

Windows 2000 Local Distributor、Remote Agent、および CLI Client

Windows Local Distributor、Remote Agent、および CLI Client には、次に示す Windows バージョンのどれかが必要です。

このサーバーは、次のハードウェア要件を満たす必要があります。