N1 Grid Service Provisioning System 5.0 プランとコンポーネントの開発者ガイド

コンポーネント変数

コンポーネントではvariablesを使用できます。変数は値を格納するユーザー定義のコンテナであり、deployment時に使用されます。

component variableは、コンポーネントの外部にあるオブジェクトからコンポーネントの一部にアクセスして設定できるようにするために使用します。たとえば、コンポーネントにホスト単位で変更される installPath という変数を設定できます。この変数では、各コンポーネントのインストール先を定義します。

コンポーネント変数の値を別のコンポーネント変数への参照にすることができます。これには、コンポーネントのコンテナによって定義された変数が含まれます。コンテナコンポーネントに入れ子のコンポーネントを追加すると、ブラウザインタフェースは、参照変数がコンテナで定義されているかどうかを検証します。その変数がコンテナコンポーネントで定義されていない場合、ブラウザインタフェースは自動的に参照変数をコンテナの変数リストに追加します。

たとえば、単純コンポーネントは通常、installPath 変数がコンテナコンポーネントの installPath 変数の値を持つように定義します。この場合、参照変数の構文は :[container:installPath] です。変数置換についての詳細は、第 6 章「構成の生成」を参照してください。

コンポーネント変数は、コンポーネントの配備時に評価されて値が割り当てられます。コンポーネント変数を使用して、配備の実装に必要な情報 (ホスト名、IP アドレス、パスなど) を指定します。