この章では、プランの実行に必要なコマンドについて説明します。
pe コマンドは、プランの実行、停止、および監視のためのツールを提供します。
表 10–1 pe コマンドの概要
コマンド |
説明 |
---|---|
pe.h.prep |
ホストのセットを準備する |
pe.p.en |
<execNative> または <execJava> 手順の出力を表示する |
pe.p.la |
実行中のプランと完了したプランを一覧表示する |
pe.p.lo |
実行中のプランや完了したプランの情報を一覧表示する |
pe.p.del |
完了したプランの実行履歴を削除する |
pe.p.lp |
プランのサブプランとターゲットを一覧表示する |
pe.p.run |
プランを実行する |
pe.p.stop |
現在実行中のプランを停止する |
pe.pi.lo |
プランの実行に使用するパラメータを一覧表示する |
このコマンドは、ホストのセットを準備します。
表 10–2 pe.h.prep コマンドの引数と結果
引数/結果 |
構文 |
説明 |
|
---|---|---|---|
tar |
[R] |
HostIDSet |
準備するホスト ID をコンマで区切ったリスト |
result |
TaskID |
準備プラン実行 ID |
このコマンドは、<execNative> または <execJava> 手順の出力を表示します。
表 10–3 pe.p.en コマンドの引数と結果
引数/結果 |
構文 |
説明 |
|
---|---|---|---|
ID |
[R] |
StepID |
表示するプラン内の手順。pe.p.lo コマンドの出力から収集できる |
output |
[O] |
「so」または「se」 |
stdout または stderr だけを表示する。デフォルトは stdout だけを表示 |
result |
UIExecNativeOutput |
手順の出力 |
このコマンドは、実行中のプランと完了したプランを一覧表示します。
表 10–4 pe.p.la コマンドの引数と結果
引数/結果 |
構文 |
説明 |
|
---|---|---|---|
max |
[O] |
整数 |
一覧表示するプランの最大数。実行中のプランの数が指定された数より多い場合は無視される |
plan |
[O] |
文字列 |
結果をこの名前のプランに限定 |
result |
RunningPlan- BeanArray |
実行中のプラン全部と完了したプランの一部 |
このコマンドは、実行中または実行が完了したプランのステータスを報告し、各手順の StepID を表示します。
表 10–5 pe.p.lo コマンドの引数
引数 |
構文 |
説明 |
|
---|---|---|---|
ID |
[R] |
TaskID |
表示するプラン実行の ID |
old |
[O] |
ブール型 |
古いメッセージを表示するかどうか。デフォルトは false |
new |
[O] |
ブール型 |
新しいメッセージをポーリングするかどうか。デフォルトは true |
このコマンドは、完了したプランの実行履歴を削除します。
表 10–6 pe.p.del コマンドの引数
引数 |
構文 |
説明 |
|
---|---|---|---|
ID |
[R] |
TaskID |
削除するプラン実行の ID |
このコマンドは、プランのサブプランとターゲットを一覧表示します。指定されたプランがまず表示されます。
表 10–7 pe.p.lp コマンドの引数と結果
引数/結果 |
構文 |
説明 |
||
---|---|---|---|---|
ID |
[R] |
ExecutionPlanID |
実行プランの ID |
|
result |
SubplanPrompt- Array |
サブプランとターゲットの配列 |
このコマンドは、プランを実行します。プランプロンプト変数がある場合は、これにより、ユーザーに応答が求められます。
表 10–8 pe.p.run コマンドの引数と結果
引数/結果 |
構文 |
説明 |
|
---|---|---|---|
PID |
[R] |
ExecutionPlanID |
実行する実行プランの ID |
tar |
[R] |
HostIDArrayArray |
サブプランプロンプトによってプランとその各サブプランが実行されるそれぞれのホストまたはホストセット |
comp |
[O/R] |
StringArrayArray |
プランやサブプランの一部としてインストールするコンポーネントバージョンの選択。サブプランプロンプト内のコンポーネントセレクタによって要求される。デフォルトでは、バージョン番号か「+」を使用する。推奨の場合は「#」、最新の場合は「-」を使用する。コンポーネントバージョンがない場合は指定しない |
vs |
[O/R] |
StringArrayArray |
選択されたコンポーネントバージョンで使用される変数設定の選択。変数設定名か「+」(デフォルト) を使用する。変数設定がない場合は指定しない |
po |
[O] |
ブール型 |
プリフライトを実行する場合にかぎり true |
pdp |
[O] |
ブール型 |
詳細プリフライトを実行する場合は true。デフォルトは false |
hr1 |
[O] |
整数 |
同時に実行されるホスト数の上限。デフォルトはサーバー構成ファイルで設定される |
pto |
[R] |
TimeInterval |
プランの最大実行時間 |
nto |
[R] |
TimeInterval |
ネイティブ呼び出しの最大実行時間 |
f |
[O] |
ReaderWrapper |
プラン変数は、ファイルまたは標準入力によって渡される。デフォルトでは標準入力が使用される |
result |
TaskID |
プラン実行の ID |
このコマンドは、実行中のプランを停止します。
表 10–9 pe.p.stop コマンドの引数と結果
引数/結果 |
構文 |
説明 |
|
---|---|---|---|
ID |
[R] |
TaskID |
実行を停止するプランの ID |
result |
ブール型 |
プランが正常に停止された場合は true |
このコマンドは、プランの実行に使用するパラメータを一覧表示します。
表 10–10 pe.pi.lo コマンドの引数と結果
引数/結果 |
構文 |
説明 |
|
---|---|---|---|
ID |
[R] |
TaskID |
プラン実行の ID |
result |
TaskInfo |
プラン実行パラメータ |