この章では、イベント通知の管理に必要なコマンドについて説明します。
rule コマンドでは、N1 Grid Service Provisioning System ソフトウェアで特定の種類のイベントが発生したときに送信される電子メール通知を構成することができます。
以下の表に、通知の規則を管理する CLI コマンドの概要を示します。
表 12–1 rule コマンドの概要
コマンド |
説明 |
---|---|
rule.add |
通知規則を追加する |
rule.del |
通知規則を削除する |
rule.la |
すべての通知規則を一覧表示する |
rule.lo |
特定の規則を検出する |
rule.mod |
既存の規則を変更する |
このコマンドは、電子メール通知の送信に関する新しい規則を追加します。
表 12–2 rule.add コマンドの引数と結果
引数/結果 |
構文 |
説明 |
|
---|---|---|---|
n |
[R] |
文字列 |
規則名 |
D |
[O] |
文字列 |
規則の説明 |
tf |
[O] |
CriteriaShorthand |
規則イベントタイプフィルタ |
mf |
[O] |
文字列 |
規則メッセージフィルタ |
haf |
[O] |
HostIDArray |
規則ホストフィルタ |
hsf |
[O] |
HostSetID |
規則ホストセットフィルタ |
sf |
[O] |
文字列 |
規則重要度フィルタ。有効な値は、INFO、WARNING、ERROR。また、重要度の末尾には、この重要度以上であることを表す「+」が付けられている場合がある。たとえば、WARNING+ は WARNING または ERROR のイベントを表している |
ea |
[R] |
文字列 |
通知先の電子メールアドレス |
result |
RuleMetaData |
新しい規則 |
以下の表に、-tf 引数で渡されるキーワードを一覧します。このキーワードを使って、規則を適用するイベントのタイプを指定できます。
表 12–3 -tf 引数の CriteriaShorthand
条件の短縮形 |
イベント |
---|---|
any |
任意のイベント |
planStart |
プランの開始 |
planEndAbnormal |
プランの異常終了 |
planEndNormal |
プランの正常な終了 |
cmpStart |
比較の開始 |
cmpEndAbnormal |
比較の異常終了 |
cmpEndNormal |
比較の正常な終了 |
system |
任意のシステムイベント |
admin |
任意の管理イベント |
custom |
任意のカスタムイベント |
このコマンドは、指定された規則を削除します。
表 12–4 rule.del コマンドの引数
引数 |
構文 |
説明 |
|
---|---|---|---|
ID |
[R] |
RuleID |
規則 ID |
このコマンドは、N1 Grid Service Provisioning System ソフトウェアに定義されているすべての規則を一覧表示します。
表 12–5 rule.la コマンドの結果
結果 |
構文 |
説明 |
---|---|---|
result |
RuleMetaDataArray |
規則 |
このコマンドは、ID で指定された規則を検出します。
表 12–6 rule.lo コマンドの引数と結果
引数/結果 |
構文 |
説明 |
|
---|---|---|---|
ID |
[R] |
RuleID |
規則 ID |
result |
RuleMetaData |
規則 |
このコマンドは、既存の規則の指定済みの属性を変更します。省略された引数の値は変更されません。
表 12–7 rule.mod コマンドの引数と結果
引数/結果 |
構文 |
説明 |
|
---|---|---|---|
ID |
[R] |
RuleID |
規則 ID |
n |
[O] |
文字列 |
規則名 |
D |
[O] |
文字列 |
規則の説明 |
tf |
[O] |
CriteriaShorthand |
規則イベントタイプフィルタ |
mf |
[O] |
文字列 |
規則メッセージフィルタ |
haf |
[O] |
HostIDArray |
規則ホストフィルタ |
hsf |
[O] |
HostSetID |
規則ホストセットフィルタ |
sf |
[O] |
文字列 |
規則重要度フィルタ |
ea |
[O] |
文字列 |
通知先の電子メールアドレス |
result |
RuleMetaData |
変更後の規則 |