N1 Grid Service Provisioning System 5.0 コマンド行インタフェース (CLI) リファレンスマニュアル

`net` コマンドの概要

net コマンドは、N1 Grid Service Provisioning System ソフトウェアアプリケーションに関係のあるネットワークタスクを実行します。

表 8–1 net コマンドの概要


コマンド	説明
`net.gencfg`	N1 Grid Service Provisioning System ソフトウェアアプリケーション向けの転送構成ファイルを生成する
`net.ping`	TCP/IP `ping` コマンドを実行して、Remote Agent や Local Distributor との接続をチェックする
`net.traceroute`	IP `traceroute` ユーティリティを使って、Remote Agent や Local Distributor への経路を検索する

注 –

net コマンドには、ユーザーセッションは必要ありません。

`net.gencfg`

このコマンドは、アプリケーションの転送構成ファイルを生成します。

表 8–2 net.gencfg コマンドの引数


引数		クラス	説明
appID	[R]	AppInstanceID	転送構成を生成する必要があるアプリケーションインスタンスのアプリケーションインスタンス ID

このコマンドは、TCP/IP ping コマンドを実行して、Remote Agent または Local Distributor との接続を確認します。

表 8–3 net.ping コマンドの引数と結果


引数/結果		クラス	説明
D	[R]	CRAddress	`[DNS-host-name\|ipAddress:port]` という書式で `ping` する Remote Agent または Local Distributor のアドレス
result		PingResult	`ping` コマンドが正常に実行されたことを示すメッセージ。コマンドの実行に失敗した場合はエラーの詳細

このコマンドは、IP traceroute コマンドを使って、Remote Agent または Local Distributor への経路を検索します。

表 8–4 net.traceroute コマンドの引数と結果


引数/結果		クラス	説明
D	[R]	CRAddress	`[DNS-host-name\|ipAddress:port]` という書式で経路を検索する Remote Agent または Local Distributor のアドレス
result		UITraceResult	`traceroute` コマンドが正常に実行されたことを示すメッセージ。コマンドの実行に失敗した場合はエラーの詳細