N1 Grid Service Provisioning System 5.0 コマンド行インタフェース (CLI) リファレンスマニュアル

rule コマンドの概要

rule コマンドでは、N1 Grid Service Provisioning System ソフトウェアで特定の種類のイベントが発生したときに送信される電子メール通知を構成することができます。

以下の表に、通知の規則を管理する CLI コマンドの概要を示します。

表 12–1 rule コマンドの概要

コマンド 

説明 

rule.add 

通知規則を追加する 

rule.del 

通知規則を削除する 

rule.la 

すべての通知規則を一覧表示する 

rule.lo 

特定の規則を検出する 

rule.mod 

既存の規則を変更する 

rule.add

このコマンドは、電子メール通知の送信に関する新しい規則を追加します。

表 12–2 rule.add コマンドの引数と結果

引数/結果 

構文 

説明 

[R] 

文字列 

規則名 

[O] 

文字列 

規則の説明 

tf 

[O] 

CriteriaShorthand 

規則イベントタイプフィルタ 

mf 

[O] 

文字列 

規則メッセージフィルタ 

haf 

[O] 

HostIDArray 

規則ホストフィルタ 

hsf 

[O] 

HostSetID 

規則ホストセットフィルタ 

sf 

[O] 

文字列 

規則重要度フィルタ。有効な値は、INFOWARNINGERROR。また、重要度の末尾には、この重要度以上であることを表す「+」が付けられている場合がある。たとえば、WARNING+WARNING または ERROR のイベントを表している

ea 

[R] 

文字列 

通知先の電子メールアドレス 

result 

RuleMetaData 

新しい規則 

以下の表に、-tf 引数で渡されるキーワードを一覧します。このキーワードを使って、規則を適用するイベントのタイプを指定できます。

表 12–3 -tf 引数の CriteriaShorthand

条件の短縮形 

イベント 

any 

任意のイベント 

planStart 

プランの開始 

planEndAbnormal 

プランの異常終了 

planEndNormal 

プランの正常な終了 

cmpStart 

比較の開始 

cmpEndAbnormal 

比較の異常終了 

cmpEndNormal 

比較の正常な終了 

system 

任意のシステムイベント 

admin 

任意の管理イベント 

custom 

任意のカスタムイベント 

rule.del

このコマンドは、指定された規則を削除します。

表 12–4 rule.del コマンドの引数

引数 

構文 

説明 

ID 

[R] 

RuleID 

規則 ID 

rule.la

このコマンドは、N1 Grid Service Provisioning System ソフトウェアに定義されているすべての規則を一覧表示します。

表 12–5 rule.la コマンドの結果

結果 

構文 

説明 

result 

RuleMetaDataArray 

規則 

rule.lo

このコマンドは、ID で指定された規則を検出します。

表 12–6 rule.lo コマンドの引数と結果

引数/結果 

構文 

説明 

ID 

[R] 

RuleID 

規則 ID 

result 

RuleMetaData 

規則 

rule.mod

このコマンドは、既存の規則の指定済みの属性を変更します。省略された引数の値は変更されません。

表 12–7 rule.mod コマンドの引数と結果

引数/結果 

構文 

説明 

ID 

[R] 

RuleID 

規則 ID 

[O] 

文字列 

規則名 

[O] 

文字列 

規則の説明 

tf 

[O] 

CriteriaShorthand 

規則イベントタイプフィルタ 

mf 

[O] 

文字列 

規則メッセージフィルタ 

haf 

[O] 

HostIDArray 

規則ホストフィルタ 

hsf 

[O] 

HostSetID 

規則ホストセットフィルタ 

sf 

[O] 

文字列 

規則重要度フィルタ 

ea 

[O] 

文字列 

通知先の電子メールアドレス 

result 

RuleMetaData 

変更後の規則