この章では、比較の実行に必要なコマンドについて説明します。
cmp コマンドは、比較を制御します。
表 5–1 cmp コマンドの概要
コマンド名 |
説明 |
---|---|
cmp.dj.add |
新しい比較を追加 (開始) する |
cmp.dj.del |
新しい比較を削除 (停止) する |
cmp.dj.la |
実行中の比較と完了した比較を一覧表示する |
cmp.dj.lo |
実行中の比較を検出して、ステータスを表示する |
cmp.ds.add |
指定された比較に比較設定を追加する |
cmp.ds.la |
すべての比較設定を一覧表示する |
cmp.ds.lo |
指定された比較設定を検出する |
cmp.ds.del |
指定された比較から比較設定を削除する |
cmp.ds.sc |
比較設定とカテゴリを関連付ける |
cmp.ds.mod |
指定された比較設定を変更する |
このコマンドは、新しい比較を追加 (開始) します。
表 5–2 cmp.dj.add コマンドの引数と結果
引数/結果 |
クラス |
説明 |
|
---|---|---|---|
ID |
[R] |
DifferenceSettings |
比較設定 |
result |
DifferenceJobID |
新しい比較の ID |
このコマンドは、実行中の比較を削除 (停止) します。
表 5–3 cmp.dj.del コマンドの引数と結果
引数/結果 |
クラス |
説明 |
|
---|---|---|---|
ID |
[R] |
DifferenceJobID |
実行中の比較の ID |
result |
ブール型 |
比較が正常に停止した場合は true |
このコマンドは、実行中の比較と完了した比較を一覧表示します。
表 5–4 cmp.dj.la コマンドの引数と結果
引数/結果 |
クラス |
説明 |
|
---|---|---|---|
max |
[O] |
整数 |
一覧表示するジョブの最大数。実行中の比較の数が指定された数より多い場合は無視される |
result |
RunningDiffBeanArray |
実行中の比較全部と完了した比較の一部 |
このコマンドは、実行中の比較を検出し、進捗状況を表示します。
表 5–5 cmp.dj.lo コマンドの引数
引数/結果 |
クラス |
説明 |
|
---|---|---|---|
ID |
[R] |
DifferenceJobID |
比較の ID |
old |
[O] |
ブール型 |
古いメッセージを表示するかどうか。デフォルトは false |
new |
[O] |
ブール型 |
新しいメッセージをポーリングするかどうか。デフォルトは true |
このコマンドは、新しい比較設定を追加します。スタイル、レベル、スコープの組み合わせによっては、オプションの引数が必要な場合もあります。
表 5–6 cmp.ds.add コマンドの引数と結果
引数/結果 |
クラス |
説明 |
|
---|---|---|---|
name |
[R] |
文字列 |
比較設定の名前 |
desc |
[O] |
文字列 |
設定の説明 |
style |
[R] |
スタイル |
設定のスタイル |
level |
[R/O] |
レベル |
設定のレベル |
scope |
[R/O] |
スコープ |
設定のスコープ |
srchID |
[R/O] |
HostID |
設定のソースホストの ID |
dsthID |
[R/O] |
HostID |
設定のターゲットホストの ID |
dsthsID |
[R/O] |
HostSetID |
設定のターゲットホストセットの ID |
srcdir |
[R/O] |
文字列 |
設定のソースディレクトリ |
dstdir |
[R/O] |
文字列 |
設定のターゲットディレクトリ |
ignp |
[R/O] |
StringArray |
設定を無視するパス |
cRef |
[R/O] |
InstalledComponent- Ref |
設定のコンポーネント参照 |
tout |
[R] |
TimeInterval |
設定のタイムアウト |
fsl |
[O] |
ブール型 |
シンボリックリンクをたどるかどうか。デフォルトは true |
incd |
[O] |
ブール型 |
設定のサブディレクトリフラグを含むかどか。デフォルトは false |
srcP |
[R/O] |
ReaderWrapper |
設定のソース準備ミニプラン |
dstP |
[R/O] |
ReaderWrapper |
設定のターゲット準備ミニプラン |
srcC |
[R/O] |
ReaderWrapper |
設定のソースクリーンアップミニプラン |
dstC |
[R/O] |
ReaderWrapper |
設定のターゲットクリーンアップミニプラン |
usePlans |
[R/O] |
ブール型 |
ミニプランを実行するかどうかを示す設定フラグ。デフォルトは true |
dstUseSrcP |
[R/O] |
ブール型 |
ターゲットでソース準備ミニプランを使用するかどうかを示す設定フラグ。デフォルトは true |
dstUseSrcC |
[R/O] |
ブール型 |
ターゲットでソースクリーンアップミニプランを使用するかどうかを示す設定フラグ。デフォルトは true |
result |
DifferenceSettings |
新しい比較設定 |
このコマンドは、すべての比較設定を一覧表示します。
表 5–7 cmp.ds.la コマンドの引数と結果
引数/結果 |
クラス |
説明 |
|
---|---|---|---|
cat |
[O] |
CategoryID |
適用するカテゴリフィルタ。デフォルトは「all」 |
result |
DifferenceSettings- Array |
すべての比較設定 |
このコマンドは、指定された比較設定を検出します。
表 5–8 cmp.ds.lo コマンドの引数と結果
引数/結果 |
クラス |
説明 |
|
---|---|---|---|
ID |
[R] |
DifferenceSettingsID |
比較設定の ID |
result |
DifferenceSettings |
比較設定 |
このコマンドは、比較設定オブジェクトを削除します。
表 5–9 cmp.ds.del コマンドの引数と結果
引数/結果 |
クラス |
説明 |
|
---|---|---|---|
ID |
[R] |
DifferenceSettingsID |
比較設定の ID |
このコマンドは、既存の設定をテンプレートとして利用して、新しい比較設定を追加します。省略された引数は、可能であれば現在の値を保持します。
表 5–10 cmp.ds.mod コマンドの引数と結果
引数/結果 |
クラス |
説明 |
|
---|---|---|---|
ID |
[R] |
DifferenceSettingsID |
テンプレートとなる比較設定の ID |
desc |
[O] |
文字列 |
設定の説明 |
style |
[O] |
スタイル |
設定のスタイル |
level |
[R/O] |
レベル |
設定のレベル |
scope |
[R/O] |
スコープ |
設定のスコープ |
srchID |
[R/O] |
HostID |
設定のソースホストの ID |
dsthID |
[R/O] |
HostID |
設定のターゲットホストの ID |
dsthsID |
[R/O] |
HostSetID |
設定のターゲットホストセットの ID |
srcdir |
[R/O] |
文字列 |
設定のソースディレクトリ |
dstdir |
[R/O] |
文字列 |
設定のターゲットディレクトリ |
ignp |
[R/O] |
StringArray |
設定を無視するパス |
cRef |
[R/O] |
InstalledComponent- Ref |
設定のコンポーネント参照 |
tout |
[O] |
TimeInterval |
設定のタイムアウト |
fsl |
[O] |
ブール型 |
シンボリックリンクをたどるかどうか。デフォルトは true。この引数を省略した場合、現在の値が保持される |
incd |
[O] |
ブール型 |
サブディレクトリがあるかどうかを示す設定フラグ |
srcP |
[R/O] |
ReaderWrapper |
設定のソース準備ミニプラン |
dstP |
[R/O] |
ReaderWrapper |
設定のターゲット準備ミニプラン |
srcC |
[R/O] |
ReaderWrapper |
設定のソースクリーンアップミニプラン |
dstC |
[R/O] |
ReaderWrapper |
設定のターゲットクリーンアップミニプラン |
usePlans |
[R/O] |
ブール型 |
ミニプランを実行するかどうかを示す設定フラグ。デフォルトは true。この引数を省略した場合、現在の値が保持される |
dstUseSrcP |
[R/O] |
ブール型 |
ターゲットでソース準備ミニプランを使用するかどうかを示す設定フラグ。デフォルトは true。この引数を省略した場合、現在の値が保持される |
dstUseSrcC |
[R/O] |
ブール型 |
ターゲットでソースクリーンアップミニプランを使用するかどうかを示す設定フラグ。デフォルトは true。この引数を省略した場合、現在の値が保持される |
result |
DifferenceSettings |
新しい比較設定 |
このコマンドは、比較設定とカテゴリを関連付けます。
表 5–11 cmp.ds.sc コマンドの引数と結果
引数/結果 |
構文 |
説明 |
|
---|---|---|---|
ID |
[R] |
DifferenceSettingsID |
影響を受ける比較設定の ID |
catIDs |
[R] |
CategoryIDSet |
この比較設定と関連付けるカテゴリの ID |