この章では、Master Server アプリケーションのバージョンの表示、オブジェクトの書式設定、ファイルの Perl 型変換や XSLT 変換を行うその他のコマンドについて説明します。
以下の表に、この章で説明する CLI コマンドの概要を示します。
表 14–1 util コマンドの概要
コマンド |
説明 |
---|---|
util.msv |
Master Server アプリケーションのバージョンを表示する |
util.reformat |
オブジェクトの書式を設定する |
util.xfm |
直列化オブジェクト表現を人間が読める形式に変換する |
このコマンドは、Master Server アプリケーションのバージョンを表示します。
表 14–2 util.msv コマンドの引数と結果
結果 |
構文 |
説明 |
|
---|---|---|---|
result |
文字列 |
Master Server アプリケーションのバージョン |
このコマンドは、オブジェクトの書式を設定します。
以下に、特定のコマンドで使用可能なコマンド固有の出力書式を一覧表示します。
コンポーネントの詳細テキスト出力
比較の詳細テキスト出力
フォルダの詳細テキスト出力
ホストデータの詳細テキスト出力
ネットワークデータの詳細テキスト出力
ネットワークデータの簡易出力
プランの詳細テキスト出力
プラン実行による詳細テキスト出力
プラグインの詳細テキスト出力
通知規則の詳細テキスト出力
ユーザーとユーザーグループについて説明する非常に詳細なテキスト出力
ユーザーとユーザーグループについて説明する詳細テキスト出力
ユーザーとユーザーグループについて説明する簡易テキスト出力
引数/結果 |
構文 |
説明 |
|
---|---|---|---|
self |
[R] |
Object |
引数と結果 |
result |
Object |
変更されない変数 |
このコマンドは、直列化オブジェクト表現を人間が読める形式に変換するために使用します。
表 14–4 util.xfm コマンドの引数
引数 |
構文 |
説明 |
|
---|---|---|---|
in |
[R] |
ReaderWrapper |
変換する入力ストリーム |
type |
[R] |
TransformType |
入力ストリームに適用する変換の種類 |
xfm |
[R] |
ReaderWrapper |
変換後のストリーム |
この例では、PERL 型変換を行います。PERL 型変換は、perl.xml ファイル内の in.txt ファイルで指定されたテキストに記述されています。結果は、標準出力に書き出されます。-of 引数を使って、標準出力をファイルにリダイレクトすることもできます。
cr_cli -cmd util.xfm -in in.txt -type PERL -xfm perl.xml -u terry -p 123xyz |
入力ストリームのクラスは ReaderWrapper なので、各ストリームのソースを指定する際、String2ReaderWrapper コンバータでサポートされている構文を使用できます。たとえば、in.txt ファイルからではなく標準入力から入力を読み込むには、 -in in.txt の代わりに -in - を使用します。