N1 Grid Service Provisioning System 5.0 コマンド行インタフェース (CLI) リファレンスマニュアル

util コマンドの概要

以下の表に、この章で説明する CLI コマンドの概要を示します。

表 14–1 util コマンドの概要

コマンド 

説明 

util.msv

Master Server アプリケーションのバージョンを表示する 

util.reformat

オブジェクトの書式を設定する 

util.xfm

直列化オブジェクト表現を人間が読める形式に変換する 

util.msv

このコマンドは、Master Server アプリケーションのバージョンを表示します。

表 14–2 util.msv コマンドの引数と結果

結果 

構文 

説明 

result 

文字列 

Master Server アプリケーションのバージョン 

util.reformat

このコマンドは、オブジェクトの書式を設定します。

以下に、特定のコマンドで使用可能なコマンド固有の出力書式を一覧表示します。

cdb.detail

コンポーネントの詳細テキスト出力

cmp.detail

比較の詳細テキスト出力

fdb.detail

フォルダの詳細テキスト出力

hdb.detail

ホストデータの詳細テキスト出力

net.detail

ネットワークデータの詳細テキスト出力

net.summary

ネットワークデータの簡易出力

pdb.detail

プランの詳細テキスト出力

pe.detail

プラン実行による詳細テキスト出力

plg.detail

プラグインの詳細テキスト出力

rule.detail

通知規則の詳細テキスト出力

udb.deep

ユーザーとユーザーグループについて説明する非常に詳細なテキスト出力

udb.detail

ユーザーとユーザーグループについて説明する詳細テキスト出力

udb.summary

ユーザーとユーザーグループについて説明する簡易テキスト出力

表 14–3 util.reformat コマンドの引数と結果

引数/結果 

構文 

説明 

self 

[R] 

Object 

引数と結果 

result 

Object 

変更されない変数 

util.xfm

このコマンドは、直列化オブジェクト表現を人間が読める形式に変換するために使用します。

表 14–4 util.xfm コマンドの引数

引数 

構文 

説明 

in 

[R] 

ReaderWrapper 

変換する入力ストリーム 

type 

[R] 

TransformType 

入力ストリームに適用する変換の種類 

xfm 

[R] 

ReaderWrapper 

変換後のストリーム 


例 14–1 util.xfm コマンドの使用

この例では、PERL 型変換を行います。PERL 型変換は、perl.xml ファイル内の in.txt ファイルで指定されたテキストに記述されています。結果は、標準出力に書き出されます。-of 引数を使って、標準出力をファイルにリダイレクトすることもできます。


cr_cli -cmd util.xfm -in in.txt -type PERL -xfm perl.xml -u terry -p 123xyz

入力ストリームのクラスは ReaderWrapper なので、各ストリームのソースを指定する際、String2ReaderWrapper コンバータでサポートされている構文を使用できます。たとえば、in.txt ファイルからではなく標準入力から入力を読み込むには、 -in in.txt の代わりに -in - を使用します。