N1 Grid Service Provisioning System 5.0 XML スキーマリファレンスガイド

<diff> 要素

<diff> 要素は <component> 要素のオプションの子です。この要素は、当該コンポーネントで比較を実行する際に比較エンジンによって使用される命令のリストを含みます。この要素を使用する場合、この要素は 1 回しか出現できません。

<diff> 要素には 1 つの必須子要素である <ignore> があります。この要素は、比較の際に無視するディレクトリパスを指定します。<ignore> 要素は、1 回または複数回使用することができます。

派生コンポーネントは、ベースコンポーネントによって宣言されたすべての無視命令を自動的に継承します。また、それ自体の <diff> 要素内で無視命令をさらに宣言することもできます。継承された命令を削除することはできません。

<ignore> 要素

<ignore> 要素は <diff> 要素の子であり、比較で当該コンポーネントを使用する場合に無視するファイル名パスのパターンを指定します。この要素は、一般に、インストールされたアプリケーションによって作成されるファイルとディレクトリ (ログファイルなど) に使用されます。この要素の構成可能属性は、コンポーネント置換変数を参照できます。

<ignore> 要素には 1 つの必須属性 path があります。これは、無視するファイル名パスに一致する glob スタイルのパターンです(例: /logs/*.log) 。この属性は、コンポーネントスコープの置換変数を参照できます。