N1 Grid Service Provisioning System 5.0 XML スキーマリファレンスガイド

<paramList> 要素

<paramList> 要素は、<installSteps><uninstallSteps><snapshot>、および <control> 要素の子です。この要素は、包含要素のステップで使用できるパラメータの一覧を宣言します。パラメータの値は、呼び出し側の <argList> 要素のコンテンツに基づいて呼び出し側によって定義されます。たとえば、<installSteps> ブロック内の <paramList> の場合、パラメータ値は <installSteps> ブロックを呼び出した <install> ステップの <argList> に基づいて定義されます。

包含要素のステップは、次の変数とパラメータを使用できます。

<paramList> パラメータの名前がコンポーネント <varList> 変数と同じである場合、パラメータの値が使用されます。このような場合、パラメータはコンポーネント変数を「隠蔽」していると言われます。隠蔽は、ローカル変数とパラメータの間では許可されません。これは、それらの名前が個別のものでなければならないためです。

<paramList> 要素には 1 つの必須子要素 <param> があります。この子要素はパラメータ宣言で、名前とデフォルト値が含まれます。定義する必要があるパラメータごとに、1 つの <param> 要素を指定します。

<param> 要素

<param> 要素は <paramList> 要素の子で、(名前、デフォルト値が含まれる) パラメータを宣言します。デフォルト値が使用されるのは、呼び出し側がこのパラメータの値を明示的に渡さない場合だけです。デフォルト値が指定されず、呼び出し側がこのパラメータの値を明示的に渡さない場合、プランの実行時にプリフライトエラーが発生します。

<param> 要素の属性

<param> 要素には次の属性が含まれます。包含しているインストールブロック、アンインストールブロック、または制御ブロックが、プランまたはほかのコンポーネントからではなくユーザーによって直接呼び出される場合に、prompt 属性および displayMode 属性を使用します。

  • name identifier 型の必須属性で、パラメータの名前。この名前は、包含要素によって宣言されているほかのすべてのローカル変数とパラメータにおいて一意でなければなりません。

  • prompt オプション属性で、パラメータの値を求める際にユーザインタフェースで表示されるテキストを指定する文字列。この属性を指定しないと、name の値が使用されます。

  • default オプション属性で、パラメータのデフォルト値を指定する文字列。パラメータには、コンポーネント変数、ターゲットホスト属性、セッション変数、およびインストール済みコンポーネント変数への参照を含めることができますが、ほかのパラメータへの参照を含めることはできません。

  • displayMode オプション属性で、パラメータの表示モードを指定します。次の値が有効です。

    • PASSWORD ユーザー指定の値が隠されます。つまりパスワードは表示されないか、アスタリスクに置き換えられます。

    • BOOLEAN チェックボックスを使用してパラメータが指定されます。

    • CLEAR 入力時に値が表示されます。

値が CLEAR または BOOLEAN の場合は、入力時に安全に表示されます。この属性を指定しないと、値は CLEAR になります。