Master Server 上で利用できる API の一部は、アクセス許可をまったくチェックしません。アクセス許可をチェックしない状態では、認証を受けていないユーザーがこれらのサービスを起動し、Master Server に害を及ぼす可能性があります。
対処方法: Master Server と CLI Client は、未承認アクセスを防止するように設定できます。Master Server と CLI Client では、次のセキュリティオプションを利用できます。
SSL を使用して CLI Client に接続するように Master Server を構成する
N1 Grid Service Provisioning System へのアクセスが許可されたユーザーしかアクセスできないサーバーに CLI Client をインストールする
(Solaris OS、Red Hat Linux、IBM AIX サーバーの場合) 承認されたプロビジョニングシステムユーザーだけから構成されるユーザーグループ内に CLI Client をインストールする
N1SPS5.0-CLI-home/cli/data/private.store で、CLI Client プライベートキーストアのアクセス許可を 640 に設定する。このアクセス許可を設定すると、承認されたプロビジョニングシステムユーザーだけが CLI Client プライベートキーにアクセスし、Master Server への接続を確立できる状態となります。
(Windows 2000 システムの場合) 承認されたプロビジョニングシステムユーザーだけに CLI Client プライベートキーストアの読み取り許可を与える