N1 Grid Service Provisioning System ユーザーズガイドおよびリリースノート (Sun Java System App Server Plug-In 1.0)

第 2 章 Sun Java Enterprise System Application Server プラグインのリリースノート

この章では、Sun Java Enterprise System Application Server プラグインの最新情報と既知の問題を説明します。

インストールに関する情報

次に、Sun Java Enterprise System Application Server プラグインをインストールするときに発生することが判明している問題を示します。

インストールが失敗したときにログファイルが指定した場所にないことがある (6256822)

インストールが失敗した場合、次のようなエラーメッセージが表示されます。


Please check the installation log file under /tmp.

ログファイルの実際の場所は、[tempStateFile] 変数によって決定されます。デフォルトは /tmpです。[tempStateFile] を変更している場合、ログファイルは指定したディレクトリに格納されます。

実行時の問題

次に、Sun Java Enterprise System Application Server プラグインを実行するときに発生することが判明している問題を示します。

ドメインを削除しても、そのドメインに関連する管理サーバーまたはクラスタが完全には削除されない (6227939)

deleteDomain タスクは、指定されたドメインの管理サーバーとノードエージェントを完全には削除しません。これは、クラスタとサーバーインスタンスがまだ動作しているためです。

ドメインを削除する前に、そのドメインに関連するクラスタ、Domain Administration Server、およびサーバーインスタンスをすべて停止してください。

1 つのドメインに複数のクラスタを作成しているとき、ロードバランサの構成ファイルが正しく更新されない (6233520)

1 つのドメインに複数のクラスタを作成しており、ロードバランサを使用している場合、ロードバランサの構成ファイル loadbalancer.xml が適切に更新されません。ドメインの起動時、次のようなエラーメッセージが表示されます。


Error occured while initializing Loadbalancer config Parser. Please check the config file:

回避方法は、1 つのドメインで複数のクラスタを実行しないか、loadbalancer.xml を一時的な場所に書きだして、関連するセクションを Web サーバーの loadbalancer.xml にコピーするかのどちらかです。

2 つの Domain Administration Server を同じホストで実行できない (6228738)

ポートの衝突のため、1 つのホストでは複数の Domain Administration Server を実行できません。

クラスタを削除するとき、ロードバランサの構成エントリが削除されない (6233521)

ロードバランサを使用するドメインでクラスタを削除する場合、ロードバランサの構成ファイル loadbalancer.xml にあるそのクラスタのエントリは削除されません。

ロードバランサは利用できないノードを自動的に削除します。

クラスタまたはサーバーインスタンスの JDBC リソースまたは JMS リソースを表示すると、ドメインのすべてのリソースが表示される (6235760)

指定したターゲット (クラスタまたはサーバーインスタンス名) への listJMSResources タスクまたは listJDBCResources タスクの出力には、そのクラスタまたはサーバーインスタンスが動作しているドメインのすべてのリソースが表示されます。