N1 Grid Service Provisioning System ユーザーズガイドおよびリリースノート (WebSphere Plug-In 1.0)

ProcedureWebSphere プラグインの Master Server を構成する

WebSphere プラグインを使用するには、プロビジョニングシステムの基本構成を少し変更して、アプリケーション間で通信できるようにし、プランを実行できる十分な時間を提供する必要があります。

手順
  1. プラグインをインポートします。

    「WebSphere プラグインの入手」を参照してください。

  2. 次の WebSphere 5.1 セッション変数を設定します。WS_DEFAULT_USERWS_DEFAULT_PASSWORD です。

    これらの変数は、スタンドアロンアプリケーションサーバーのインストール時、配備マネージャーのインストール時、およびノードの統合 (フェデレーション) 時に使用されます。

  3. プロビジョニングシステムのコマンド行インタフェース (CLI) を表示する仮想ホストを作成します。

    この仮想ホストを定義するには、次の属性を使用します。

    • ホスト: cliHost

    • ホストタイプ: com.sun.was#cliHT

    • cliLoc: CLI への絶対パス。

      たとえば、InstallPath/cli/bin/cr_cli

    • 親ホスト: Master Server 上にあるリモートエージェント。

  4. Master Server を実行しているマシンに CLI をインストールします。

  5. Master Server を実行しているマシンに Remote Agent ソフトウェアをインストールして起動します。

  6. Master Server の「Host Edit」ページに進んで、「Include Remote Agent On This Physical Host」オプションを選択します。

  7. Master Server の config.properties ファイルを変更します。

    allowSessionIDOnHosts を使用すると、このプラグインはコマンド行インタフェースと Remote Agent インタフェースを通じて Master Server と通信できます。

    defaultPlanTimeout を使用すると、プランを実行できるデフォルトの時間を増やすことができます。この値の単位は秒です。この行は、デフォルトのプラン実行時間 30 分 (1800 秒) を増やす必要がある場合に追加します。この例では、100 分 (6000 秒) という値を使用します。

    このファイルに次の行を追加します。


    config.allowSessionIDOnHosts=masterserver
    pe.defaultPlanTimeout=6000

    config.properties ファイルのデフォルトの場所は、 /opt/SUNWn1sps/N1_Grid_Service_Provisioning_System_5.0/server/config です。

  8. Master Server を再起動します。