次のような理由により、クラスタを作成しなければならない場合があります。
サーバーのフェイルオーバー機能を使用してアプリケーションの可用性を高める
複数のサーバーでアプリケーションをスケーリングすることでスループットを高める
クライアントに対してはクラスタは 1 つの WebLogic Managed Server インスタンスとして表示されます。クラスタを構成するサーバーインスタンスは、同一マシン上で実行したり、複数のマシンに配置することができます。クラスタ内の各クラスタメンバーは、同じバージョンの WebLogic を実行する必要があります。
この手順で新しいクラスタを作成したり、また「markOnly」オプションを選択することでプロビジョニングシステム内で既存のクラスタを登録することもできます。
WebLogic クラスタを作成する前には、クラスタ内で使用する WebLogic ドメイン、Administration Server および Managed Server を作成する必要があります。
WebLogic クラスタを作成するには、ユーザーは、コンポーネントが含まれるフォルダ上の Run Component Procedures アクセス権を有するユーザーグループに属する必要があります。また、コンポーネントの配備先のホストセットに関しては、Allow on Host Set アクセス権も必要です。
ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで「WebLogic 8」をクリックします。
「Cluster Management: Create」リンクをクリックします。
プランの「Details」ページが表示されます。
「Run」をクリックします。
「Run」ページが表示されます。
「Plan Parameters」領域で、配備する Cluster コンポーネントの変数設定を選択します。
このコンポーネントに対して変数設定が指定されている場合、メニューから適切な設定を選択します。
メニューから設定が使用できない場合は、「Select From List」をクリックします。
「Select Variable Settings From List」ウィンドウが表示されます。
変数設定の新しいセットを作成するには、「Create Set」を選択します。
次のリストに、ManagedServer コンポーネントの変数のうち、更新する可能性が高い変数を示します。
必須。作成する新しい変数セットの名前
必須。新しいクラスタの名前。
任意。この変数には、複数の IP アドレスに対応する DNS ホスト名、またはシングルアドレスホスト名や IP アドレスのコンマ区切りリストを使用できます。この変数には値は必要ありません。
この変数は、クラスタメンバーが相互通信に使用できるアドレスを提供します。
別のコンポーネントから変数コンポーネントを使用するには、「Import Set」をクリックします。
変数セットのインポートの詳細については、『N1 Grid Service Provisioning System 5.0 オペレーションとプロビジョニングガイド』の「プランを実行する」を参照してください。
ターゲットホストを選択します。
Administrative Server にはクラスタのみをインストールできるため、ターゲットホストは AdminServer 仮想ホストです。
「Target Host Set」チェックボックスをオフにします。
プロビジョニングシステム内で既存の WebLogic クラスタを取得している場合は、「markOnly」オプションを選択します。
「Run Plan (includes Preflight)」をクリックします。