N1 Grid Service Provisioning System ユーザーズガイドおよびリリースノート (WebLogic 8 Plug-In 1.0)

第 1 章 WebLogic 8 プラグインの概要

この章では、N1 Grid Service Provisioning System を使用した BEA WebLogic 8 アプリケーションのプロビジョニングに関する一般的な情報を説明します。この章では、次の内容について説明します。

WebLogic 8 プラグインの目的

N1 Grid Service Provisioning System ソフトウェアは、BEA WebLogic 8 アプリケーションをサポートする高度な機能を提供します。プロビジョニングソフトウェア を使用してドメイン、管理サーバーおよびクラスタをインストールすることにより、WebLogic 8 インフラストラクチャーをプロビジョンニングできます。いったんインストールすれば、管理サーバーとドメインを起動/停止することにより、WebLogic 環境を管理できます。また、既存のアプリケーションをブラウズして、以前にインストールしたアプリケーションを取得したり、企業全体にこれらのアプリケーションを配備することもできます。

WebLogic 8 プラグインの内容

WebLogic 8 プラグインにはいくつかの WebLogic 固有のコンポーネントタイプのほかに、定義済みのコンポーネントとリソースファイルが含まれています。これらの定義済みのコンポーネントとリソースファイルを使用すると、WebLogic Enterprise、Enterprise JavaBeans™ (EJB™) テクノロジー、および Web アプリケーションを簡単に入手、構成、および配備することができます。これらのコンポーネントタイプは次の 3 つのファミリに分類できます。

WebLogic 8 プラグインには、WebLogic Administration Server、Managed Server、およびクラスタをインストールおよび削除するいくつかのプランも含まれています。

WebLogic 8 プラグインを使用するための要件

WebLogic 8 プラグインは、次のプラットフォームの WebLogic Server Version 8.1 をサポートしています。

WebLogic 8 プラグインの配備先ホストは、次の要件を満たす必要があります。これらの要件は、インストールに関する最低限の必要条件です。

ディスク容量

UNIX システムでは、インストールされる製品には約 375M バイトの空きディスク容量が必要です。

/var/tmp ディレクトリには、インストーラにより約 1G バイトの一時ディスク容量が必要です。/var/tmp フォルダに空き容量が存在しない場合、altTempDir コンポーネント変数を使用して別の一時ディレクトリを作成します。詳細については、「WebLogic ソフトウェアをインストールする」を参照してください。

RAM

512M バイト (最低限)、1G バイト (推奨)

Java run-time environment (JRE)

WebLogic Server のインストールプログラムは、実行に JRE が必要です。次の要件は、サポートされる構成の BEA のリストから要約したものです。完全なリストについては、BEA の WebLogic 8.1 製品マニュアル用 Web サイトを参照してください。

表 1–1 JRE の要件
 

すでにインストールされている Java SDK 

インストールに含まれる 

AIX 

IBM SDK 1.4.2 

 

RedHat Linux 

 

WebLogic JRockit 1.4.2_04 SDK 

Solaris x86 

Sun Java 2 SDK 1.4.2_04 

 

Solaris SPARC 

 

Sun Java SDK 1.4.2_04 

表 1–2 WebLogic インストールメディアの要件
 

バイナリインストーラ 

JAR インストーラ 

補助 JAR ファイル 

AIX 

 

 

RedHat Linux 

   

Solaris x86 

 

Solaris SPARC 

   

インストールされるアプリケーションに応じて、構成には追加リソースが必要となる場合があります。BEA の WebLogic の要件については、Web ページ「WebLogic Platform 8.1 Supported Configurations を参照してください。