この章では、N1 Grid Service Provisioning System を使用した BEA WebLogic 8 アプリケーションのプロビジョニングに関する一般的な情報を説明します。この章では、次の内容について説明します。
N1 Grid Service Provisioning System ソフトウェアは、BEA WebLogic 8 アプリケーションをサポートする高度な機能を提供します。プロビジョニングソフトウェア を使用してドメイン、管理サーバーおよびクラスタをインストールすることにより、WebLogic 8 インフラストラクチャーをプロビジョンニングできます。いったんインストールすれば、管理サーバーとドメインを起動/停止することにより、WebLogic 環境を管理できます。また、既存のアプリケーションをブラウズして、以前にインストールしたアプリケーションを取得したり、企業全体にこれらのアプリケーションを配備することもできます。
WebLogic 8 プラグインにはいくつかの WebLogic 固有のコンポーネントタイプのほかに、定義済みのコンポーネントとリソースファイルが含まれています。これらの定義済みのコンポーネントとリソースファイルを使用すると、WebLogic Enterprise、Enterprise JavaBeans™ (EJB™) テクノロジー、および Web アプリケーションを簡単に入手、構成、および配備することができます。これらのコンポーネントタイプは次の 3 つのファミリに分類できます。
WebLogic ソフトウェアをインストールするコンポーネント
WebLogic サービスをサポートするコンポーネント:
WebLogic Administration Server
WebLogic Managed Server
WebLogic クラスタ
エンタープライズアプリケーション、Web アプリケーション、および Java アーカイブファイルをインストールするためのプラン。
WebLogic 8 アプリケーションサーバー上で配備を行うため、アプリケーションを配備および取得する特別なコンポーネント
WebLogic 8 サービスを構成する特別なコンポーネントタイプ。
ライセンス – WebLogic ライセンスを配備できるようにする。
スレッドプール – スレッドプール構成を編集および配備できるようにする。
データソース – データソースを入手、編集、および配備できるようにする。
トランザクションデータソース – データソースを入手、編集、および配備できるようにする。
JMS サーバー – JMS サーバーを入手、編集、および配備できるようにする。
接続プール – 接続プールを入手、編集、および配備できるようにする。
マルチプール – マルチプールを入手、編集、および配備できるようにする。
トランザクションサービス – トランザクションサービスを編集できるようにする。
WLScript – プロビジョニングシステム のインタフェース経由で WebLogic コマンドを実行できるようにする。
WebLogic 8 プラグインには、WebLogic Administration Server、Managed Server、およびクラスタをインストールおよび削除するいくつかのプランも含まれています。
WebLogic 8 プラグインは、次のプラットフォームの WebLogic Server Version 8.1 をサポートしています。
SPARC 版 Solaris 8
SPARC 版 Solaris 9
x86 版 Solaris 9
RedHat Linux AS 2.1
RedHat Linux AS 3.0
AIX 5.1 および 5.2
WebLogic 8 プラグインの配備先ホストは、次の要件を満たす必要があります。これらの要件は、インストールに関する最低限の必要条件です。
UNIX システムでは、インストールされる製品には約 375M バイトの空きディスク容量が必要です。
/var/tmp ディレクトリには、インストーラにより約 1G バイトの一時ディスク容量が必要です。/var/tmp フォルダに空き容量が存在しない場合、altTempDir コンポーネント変数を使用して別の一時ディレクトリを作成します。詳細については、「WebLogic ソフトウェアをインストールする」を参照してください。
512M バイト (最低限)、1G バイト (推奨)
WebLogic Server のインストールプログラムは、実行に JRE が必要です。次の要件は、サポートされる構成の BEA のリストから要約したものです。完全なリストについては、BEA の WebLogic 8.1 製品マニュアル用 Web サイトを参照してください。
すでにインストールされている Java SDK |
インストールに含まれる |
|
---|---|---|
AIX |
IBM SDK 1.4.2 | |
RedHat Linux |
WebLogic JRockit 1.4.2_04 SDK |
|
Solaris x86 |
Sun Java 2 SDK 1.4.2_04 | |
Solaris SPARC |
Sun Java SDK 1.4.2_04 |
表 1–2 WebLogic インストールメディアの要件
バイナリインストーラ |
JAR インストーラ |
補助 JAR ファイル |
|
---|---|---|---|
AIX |
X | ||
RedHat Linux |
X | ||
Solaris x86 |
X |
X |
|
Solaris SPARC |
X |
インストールされるアプリケーションに応じて、構成には追加リソースが必要となる場合があります。BEA の WebLogic の要件については、Web ページ「WebLogic Platform 8.1 Supported Configurations」 を参照してください。