オペレーティングシステムをプロビジョニングする際に次の問題が存在することが判明しています。
説明 : インストール中に次のメッセージが表示され、インストールが対話式になります。
root_password=Clz6pK2b6qw= syntax error line 2 position 15 |
Solaris OS プロファイルのパスワード変数 sysidcfg_root_password_base_conf は暗号化された値を持っています。ただし、ユーザーが指定したパスワードは Solaris 暗号化パスワードではありませんでした。
回避策: Solaris のツールを使用してパスワードを暗号化します。暗号化されたパスワードをユーザーが作成する適切なメカニズムは、パスワードを使用してユーザーを作成することです。/etc/shadow ファイルで暗号化されたパスワードを調べ、それを sysidcfg_root_password_base_conf 変数の値として使用します。
説明 : OS プロファイルに値 install_ra_from_snapshot_spsra="n" が含まれる場合、N1 Grid SPS Remote Agent (RA) は、変数 sps_ra_host で指定された IP アドレスではなく、ホスト名で指定された IP アドレス上で待機します。この場合、RA が起動すると、transport.config は sps_ra_host で指定された値ではなく、システムのホスト名を使用します。
回避策: RA インストーラではなく、スナップショットを作成し、使用します。次の手順を実行します。
RA スナップショットを作成します。たとえば N1 Grid SPS 5.0 RA がインストールされている Solaris x86 システムでは、次のコマンドを使用します。
#cd /opt/SUNWn1sps/N1_Grid_Service_Provisioning_System #cat > /tmp/exclude ./agent/data <control-D EOF> #tar cvf /tmp/exclude ./agent ./common > /tmp/sps_ra_solaris_x86_5.0.tar |
「N1 Grid SPS RA インストーラをインポートする」で説明されている手順で、スナップショットを JET サーバーにインポートします。
メディアパスは、以前の手順で作成した tar ファイルが含まれる JET Server から到達可能なディレクトリを指定する必要があります。
説明 :Windows ブートおよびインストールサーバーが作成されると、Windows ブートおよびインストールサーバーの OS プロビジョニングスクリプトの位置を変更できません。
回避策: 別の名前を持つ新しい Windows ブートおよびインストールサーバーを再度作成します。
説明 : インストール時にタイムサーバーに到達できない場合、インストールが対話式になります。インストール時にタイムサーバーが指定されていない場合、sysidcfg ファイルはタイムサーバーとして「Solaris 10 Jet Server」を使用します。Solaris 10 システムでは、ブートおよびインストールサーバーはデフォルトではタイムサービスを起動しません。
回避策: この問題を解決するには次の 2 つの方法があります。
Solaris 10 JET サーバーで、手動でタイムサービスを起動します。次のコマンドを入力します。
# svcadm enable time:stream |
有効なタイムサーバーを指定します (たとえば、OS プロビジョニングサーバーのアドレスを使用します)。
説明 :DHCP 設定が正しくないため、プロビジョニング処理が失敗します。stdout または stderr には、表示されるメッセージがありません。
回避策: 正しくない設定により、OS プロビジョニングサブネットが、間違った値を使用して作成されます。OS プロビジョニングサーバーの /var/adm/n1osp* ログファイルで、DHCP エラーがないか調べます。
回避策: JET サーバー添付の前に、JET サーバー物理ホスト上で jet ユーティリティーの tar ファイルをインストールします。
N1 Grid SPS ブラウザインタフェースで、次の手順を実行します。
N1 Grid SPS ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「OS Provisioning」を選択します。
「OS Provisioning Common Tasks」ページの「JET Solaris Image Servers」セクションで「Manage」をクリックします。
参照されたコンポーネント /com/sun/n1osp/resource/jet_util.tar を選択します。
「Component Details」ページで「Run action next to the default:install procedure」をクリックします。
JET サーバーがインストールされている物理ターゲットホスト名を選択します。
「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。
説明 : OS インストールの指定されたロケールに関係なく、インストールログファイルは常に関連する EUC ロケールになります。リモートエージェントのロケールがこの EUC ロケールとは異なる場合、ロケールが一致しないため、「Status Monitoring」ページから正しくログファイルを表示できません。
回避策: 適切なロケールを使用してサービスポートまたはコンソール (適用可能な場合) に接続し、ログファイルを直接表示します。