Sun N1 Service Provisioning System ユーザーズガイドおよびリリースノート(WebSphere Plug-In 2.0)

Sun N1 Service Provisioning System への WebSphere プラグインの追加

指定のプラグインを Sun N1 Service Provisioning System に通知するには、マスターサーバーにプラグインをインポートする必要があります。WebSphere プラグインの旧バージョンをすでにインポートしてある場合は、新しいプラグインにアップグレードする必要があります。

Procedureブラウザインタフェースを使用して WebSphere プラグインをインポートする

プラグインのインポートまたはアップグレードは、次の手順で行います。詳細は、『Sun N1 Service Provisioning System 5.1 システム管理者ガイド』の第 5 章「プラグインの管理」を参照してください。

手順
  1. ブラウザインタフェースのメインウィンドウの「Administrative」セクションで、「Plug-ins」をクリックします。

  2. 「Plug-ins」ページの「Action」列で、「Import」をクリックします。

  3. JAR ファイルをダウンロードした場所に移動します。

    • WebSphere プラグインを初めてインポートする場合は、com.sun.was_2.0.jar ファイルを選択します。

    • WebSphere プラグインの旧バージョンをすでにインポートしてある場合は、com.sun.was_1.0_2.0.jar ファイルを選択します。

  4. 「Continue to Import」ボタンをクリックします。

    インポートが正常に終了すると、プラグインの詳細ページが開いて、そのプラグインが提供するオブジェクトが表示されます。

ProcedureCLI を使用して WebSphere プラグインをインポートする

コマンド行を使用して、プラグインをインポートすることもできます。

手順

    CLI からプラグインファイルをインポートするには、次のように入力します。


    % cr_cli -cmd plg.p.add -path plugin-filename -u username -p password
    
    • WebSphere プラグインを初めてインポートする場合は、plugin-filenamecom.sun.was_2.0.jar です。

    • WebSphere プラグインの旧バージョンをすでにインポートしてある場合は、plugin-filenamecom.sun.was_1.0_2.0.jar です。

ProcedureWebSphere プラグインのマスターサーバーを構成する

WebSphere プラグインを使用するには、プロビジョニングシステム の基本構成を少し変更して、アプリケーション間で通信できるようにし、プランを実行できる十分な時間を提供する必要があります。

手順
  1. プラグインをインポートします。

    「WebSphere プラグインの入手」を参照してください。

  2. 次の WebSphere 2.0 セッション変数を設定します。WS_DEFAULT_USERWS_DEFAULT_PASSWORD です。

    これらの変数は、スタンドアロンアプリケーションサーバーのインストール時、配備マネージャーのインストール時、およびノードの統合 (フェデレーション) 時に使用されます。

  3. プロビジョニングシステム のコマンド行インタフェース (CLI) を表示する仮想ホストを作成します。

    この仮想ホストを定義するには、次の属性を使用します。

    • ホスト: cliHost

    • ホストタイプ: com.sun.was#cliHT

    • cliLoc: CLI への絶対パス。

      たとえば、InstallPath/cli/bin/cr_cli

    • 親ホスト: マスターサーバー上にあるリモートエージェント。

  4. マスターサーバーを実行しているマシンに CLI をインストールします。

  5. マスターサーバーを実行しているマシンにリモートエージェントソフトウェアをインストールして起動します。

  6. マスターサーバーの「Host Edit」ページに進んで、「Include Remote Agent On This Physical Host」オプションを選択します。

  7. マスターサーバーの config.properties ファイルを変更します。

    allowSessionIDOnHosts を使用すると、このプラグインはコマンド行インタフェースとリモートエージェントインタフェースを通じてマスターサーバーと通信できます。

    defaultPlanTimeout を使用すると、プランを実行できるデフォルトの時間を増やすことができます。この値の単位は秒です。この行は、デフォルトのプラン実行時間 30 分 (1800 秒) を増やす必要がある場合に追加します。この例では、100 分 (6000 秒) という値を使用します。

    pe.nonPlanExecNativeTimeout 値の単位は秒です。この行は、execNative タイムアウトの時間を増やす必要がある場合に追加します。


    pe.nonPlanExecNativeTimeout=2400

    このファイルに次の行を追加します。


    config.allowSessionIDOnHosts=masterserver
    pe.defaultPlanTimeout=6000

    config.properties ファイルのデフォルトの場所は、 /opt/SUNWn1sps/N1_Service_Provisioning_System_5.1/server/config です。

  8. マスターサーバーを再起動します。