Sun N1 Service Provisioning System ユーザーズガイドおよびリリースノート (Oracle Database Plug-In 2.0)

ProcedureOracle Database 10g 用の Oracle シングルインスタンスソフトウェアをインストールする

手順
  1. Sun N1 SPS ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで Oracle Database 10g を選択します。

  2. 「Oracle Database 10g Common Tasks」ページで「Install」をクリックします。

  3. 「Plans Details」ページで「Run」をクリックします。

  4. Oracle サポートスクリプト用に使用する変数を選択します。


    注 –

    Oracle 10g データベースプラグインの初回インストール時には、default 以外の変数セットを作成する必要があります。


    • 既存の変数セットを使用する場合は、「Plan Parameters」テーブルの OraSpt コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから名前を選択します。

    • 新しい変数セットを作成する場合は、「Plan Parameters」テーブルの OraSpt コンポーネント行にある「Select from List」をクリックします。

      1. 「Create Set」をクリックします。

      2. 「Set Name」フィールドに変数セットの名前を入力します。

      3. installPath 用のフィールドに、サポートスクリプトをインストールする場所を示すフルパスを入力します。

        たとえば /var/tmp/Ora_Spt と入力します。

      4. installerHome 用のフィールドに、Oracle ソフトウェアファイルの場所を示すフルパスを入力します。

        たとえば /mnt/Ora10gR1 と入力します。

        このパスは CD 、または適切なファイルが格納されているほかの場所を示すことができます。Oracle 10g の場合、installerHome 変数はソフトウェア CD の最上位ディレクトリを示します。このディレクトリは、Disk1 ディレクトリの上に位置する親ディレクトリです。

      5. シングルインスタンスサポートファイルに対して、racInstall フィールドが FALSE に設定されているか確認します。

      6. 変数セットを保存します。

      7. 「Plan Parameters」テーブルの OraSpt コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから、上で保存した変数セットを選択します。

  5. シングルインスタンスソフトウェア用に使用する変数を選択します。

    • 既存の変数セットを使用する場合は、「Plan Parameters」テーブルの SingleInst コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから名前を選択します。

    • 新しい変数セットを作成する場合は、「Plan Parameters」テーブルの SingleInst コンポーネント行にある「Select from List」をクリックします。

      1. 「Create Set」をクリックします。

      2. 変数セットの名前を入力します。

      3. installPath 用のフィールドに、Oracle サイレント応答ファイルを格納する場所を示すフルパスを入力します。

        たとえば /var/tmp/Oracle10g と入力します。

      4. ORACLE_HOME_NAME 用のデフォルト値が使用されるコンポーネントがこのホスト上にすでに存在する場合は、変数 ORACLE_HOME_NAME の値を定義します。


        注 –

        同じ物理ホストにインストールされている 2 つのコンポーネントが同じ ORACLE_HOME_NAME をもつことはできません。


      5. installerHome 用のフィールドに、Oracle ソフトウェアファイルの場所を示すフルパスを入力します。

        たとえば /mnt/Ora10gR1 と入力します。

        このパスは CD 、または適切なファイルが格納されているほかの場所を示すことができます。installerHome 変数はソフトウェアの最上位ディレクトリを示します。このディレクトリは、Disk1 ディレクトリの上に位置する親ディレクトリです。

      6. ORACLE_BASE 用のフィールドに、Oracle ソフトウェアをインストールするルートディレクトリへのパスを入力します。

        たとえば /opt/app/oracle と入力します。

      7. このホストで Oracle リスナーを実行する場合は、crListener の値を TRUE に設定します。


        注 –

        1 つの物理ホストでは 1 つの Oracle リスナーだけを実行することをお勧めします。


      8. softGroup 変数と dbaGroup 変数が正しいか確認します。

        1. ターゲットホストで次のコマンドを入力します。id -a oracle .

        2. oracle ユーザー用に作成したグループ名をメモします。

        3. これらのグループ名が softGroup または dbaGroup フィールドのデフォルト名と異なる場合は、これらの値を必要に応じて変更します。

      9. TOPLEVEL_COMPONENT 変数が、インストールする Oracle のバージョンと完全に一致しているか確認します。

        たとえば、10.1.0.3.0 をインストールする場合には、TOPLEVEL_COMPONENT 変数の値をデフォルトの 10.1.0.2.0 から 10.1.0.3.0 に変更する必要があります。

      10. 必要に応じてほかの変数を変更します。


        注 –

        oraPrflFile 変数の場合、環境ファイルは Bourne シェル、Korn シェル、またはバッシュのプロファイルでなければなりません。C シェルはサポートされていません。


      11. 変数セットを保存します。

      12. 「Plan Parameters」テーブルの SingleInst コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから、上で保存した変数セットを選択します。

  6. ターゲットホストを選択するには、「Plans Details Run」ページの「Target Host」フィールドの次にある「Select from List」をクリックします。


    注 –

    このプラグインではこのコンポーネントをホストセットにインストールできますが、ホストセットは、シングルインスタンスインストールよりも RAC インストールの場合の方が意味があるといえます。


  7. ソフトウェアをインストールするには、「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。