アプリケーションをホストする管理対象サーバーを設定する前に、ドメインおよび管理サーバーを作成する必要があります。ドメインは、管理サーバーにより管理される一連の WebLogic サーバーです。ドメインに関するすべての情報は、管理サーバー上に格納される構成ファイルに含まれています。
AdminServer コンポーネントをインストールして新しいドメインを作成する場合は、次の作業も行います。
ドメインの構成
Admin Server の仮想ホストの作成
この手順で新しいドメインを作成したり、また「markOnly」オプションを選択することでプロビジョニングシステム内で既存のドメインを登録することもできます。
本書では、AdminServer と管理サーバーという類似した用語を使用します。事前にパッケージされた Sun N1 Service Provisioning System WebLogic 8 コンポーネントは、AdminServer コンポーネントと呼ばれます。AdminServer はプロビジョニングシステムコンポーネントを表し、管理サーバーは WebLogic 8 環境上で動作するインストール済みアプリケーションを表します。
WebLogic 8 ドメインを作成するには、ユーザーは、コンポーネントが含まれるフォルダ上の Run Component Procedures アクセス権を有するユーザーグループに属する必要があります。また、コンポーネントの配備先のホストセットに関しては、Allow on Host Set アクセス権も必要です。
WebLogic セッション変数 WL_DEFAULT_USER および WL_DEFAULT_PASSWORD が設定されていることを確認します。
WebLogic セッション変数は、長さが 7 文字で、数字を含んでいる必要があります。
セッション変数の詳細は、『Sun N1 Service Provisioning System 5.1 プランとコンポーネントの開発者ガイド』の第 5 章「セッション変数」を参照してください。
ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで「WebLogic 8」をクリックします。
「Domain Management: Create」リンクをクリックします。
プランの「Details」ページが表示されます。
「Run」をクリックします。
「Run」ページが表示されます。
「Plan Parameters」領域で、配備する AdminServer コンポーネントの変数設定を選択します。
このコンポーネントに対して変数設定が指定されている場合、メニューから適切な設定を選択します。
メニューから設定が使用できない場合は、「Select From List」をクリックします。
「Select Variable Settings From List」ウィンドウが表示されます。
変数設定の新しいセットを作成するには、「Create Set」を選択します。
次のリストに、AdminServer コンポーネントの変数のうち、更新する可能性が高い変数を示します。
必須。WebLogic のドメイン名です。
必須。AdminServer の仮想ホストが使用するデフォルトの TCP ポートです。
ドメインが作成される前には、このポートが使用可能であるかチェックされます。
任意。True 管理サーバーの接続に SSL ポートが使用可能であることを指定します。
必須。この変数は、管理対象サーバーを稼働モードで実行するかどうかを決定します。稼働モードのデフォルト値は false です。この変数は、true または false に設定できます。
更新される頻度が少ない変数には、次のような構成変数が含まれます。
必須。ドメイン管理コンソールをホストする管理対象サーバーの名前。デフォルト値は myserver です。markOnly インストールを実行している場合は、この変数を、WebLogic インストール中に使用されるサーバー名に設定します。
必須。管理対象サーバーが管理サーバーに接続するために使用するホスト名または IP アドレス。デフォルト値は、管理サーバーが常駐しているリモートエージェントのホスト名です。
必須。この変数は、ドメインの仮想ホストの名前になります。代入変数は、ホスト名とドメイン名の値に基づきます。この変数は、:[target:sys.hostName]_weblogic_admin_ :[domainName] という書式になります (例: sqa-420_weblogic_admin_wls)。
別のコンポーネントから変数コンポーネントを使用するには、「Import Set」をクリックします。
変数セットのインポートについての詳細は、『Sun N1 Service Provisioning System 5.1 オペレーションとプロビジョニングガイド』の「プランを実行する」を参照してください。
ターゲットホストを選択します。
WebLogic ソフトウェアをインストールした時に作成された仮想ホストをターゲットとします。「WebLogic ソフトウェアをインストールする」の手順を参照してください。
ターゲットホストは、com.sun.weblogic#InstallHS ホストセットのメンバーである必要があります。
「Target Host Set 」チェックボックスをオフにします。
プロビジョニングシステム内の既存の WebLogic ドメインを取得する場合は、「markOnly」オプションを選択します。
「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。