この章では、Sun N1 Service Provisioning System を使用した BEA WebLogic 6.1 および 7 アプリケーションのプロビジョニングに関する一般的な情報を説明します。この章では、次の内容について説明します。
Sun N1 Service Provisioning System ソフトウェアは、BEA WebLogic 6.1 および 7 アプリケーションを難しい設定などは一切せずにサポートするための拡張機能を提供します。ユーザーは、BEA WebLogic アプリケーションをリファレンスサーバーから取得し、どのように構成するべきかを細かく選択した上で、スタンドアロンタイプ、管理タイプ、またはクラスタタイプの BEA WebLogic 環境にこのアプリケーションを配備できます。
このプラグインを使用して BEA WebLogic 環境を管理する場合、プロビジョニングソフトウェアの外部への BEA WebLogic アプリケーションの配備やプロビジョニングソフトウェアの外部での BEA WebLogic アプリケーションの管理は避けてください。BEA WebLogic アプリケーションは、必ず Sun N1 Service Provisioning System ソフトウェアを使用して管理する必要があります。
BEA WebLogic プラグインには、WebLogic Enterprise アプリケーション、Enterprise JavaBeans (EJB) アプリケーション、および Web アプリケーションの取得、構成、配備を簡易化する定義済みコンポーネントとリソースファイルのほかに、WebLogic 固有のコンポーネントタイプがいくつか含まれています。これらのコンポーネントタイプは次の 3 つのファミリに分類できます。
次に示す 3 種類の WebLogic 仮想ホストをサポートするコンポーネントタイプ
WebLogic Admin Server
WebLogic (Managed) Server
WebLogic クラスタ
WebLogic 6.x および 7.x アプリケーションサーバー上への配備用アプリケーションの配備やプルを行う特殊なコンポーネント
WebLogic プラットフォームの Enterprise JavaBeansTM 技術ベース API を使用して実装される特殊なコンポーネントロジック
BEA WebLogic プラグインの配備先となるホストは、次の要件を満たす必要があります。
BEA Systems WebLogic バージョン 6.1 または 7.0 が Sun N1 Service Provisioning System 環境内に存在すること。これは、配備するアプリケーションとファイルを取得できるようにするためです。
BEA System で指定されている適切なバージョンの UNIX または Windows オペレーティングシステム
Windows システムの場合、製品のインストール領域として約 236M バイトの空き容量と、インストーラが使用する一時的な格納領域として 170M バイト
UNIX システムの場合、製品のインストール領域として約 196M バイトの空き容量と、インストーラが使用する一時的な格納領域として 162M バイト
256M バイト (最小限); 512M バイト (推奨)
WebLogic Server のインストールプログラムは、実行に JRE が必要です。Windows インストールプログラムと、 一部の UNIX インストールプログラム (ファイル名が .bin で終了する) には、JRE を含む Java 2 Software Development Kit (SDK) が含まれています。ほかの UNIX プラットフォームについては、WebLogic Server インストールプログラム (ファイル名が .jar で終了する) に Java 2 SDK は含まれていません。.jar インストールプログラムを実行するには、適切なバージョンの Java 2 SDK をシステムにインストールするとともに、その SDK の bin ディレクトリを PATH 変数の先頭に含める必要があります。SDK を使用する必要があるのは、このディレクトリを指すようにインストールプロセスによって JAVA_HOME 変数と関連変数が設定されるためです。
また、WebLogic アプリケーションを取得し、配備可能な最新の WebLogic 環境も用意する必要があります。この環境は、次の要件を満たすものでなければなりません。
必要に応じて構成された WebLogic 6.1 または 7.0 アプリケーションが稼働している