プロビジョニングシステムをインストールおよび実行するには、これ以降の節の説明どおりにシステムを構成する必要があります。
マスターサーバーを実行している Solaris システムでは、次の /etc/system 設定が必要です。
Solaris 9 または Solaris 10 OS を使用している場合は、shmsys:shminfo_shmmin と shmsys:shminfo_shmseg の値を変更できません。Solaris 10 OS を使用している場合は、shmsys:shminfo_shmmax、shmsys:shminfo_shmmni 、semsys:seminfo_semmns、および semsys:seminfo_semvmx の値を変更できません。
これらの設定のデフォルト値のまま使用できます。
/etc/system 設定を変更する手順は、『Solaris Tunable Parameters Reference Manual』を参照してください。
bc コマンドは、N1 Service Provisioning System をインストールするときにユーザーのパスにある必要があります。bc コマンドが存在しないと、インストールが終了し、bc のインストールを要求するメッセージが表示されます。bc-1.06-5.rpm パッケージまたはこれ以降のバージョンのパッケージをインストールしてください。
SUSE Linux 8 サーバー上の NFS マウントしたディレクトリに N1 Service Provisioning System をインストールし、接続のセキュリティーを確保するために SSH または SSL を使用する場合は、nolocks で NFS クライアントを構成するか NFS サーバーを構成してロックを許可してください。NFS クライアントまたは NFS サーバーのどちらも正しく設定されていない場合は、N1 Service Provisioning System アプリケーションは起動しません。
Linux マスターサーバーのインストールプログラムは、次のシステムパラメータをチェックし、最小値が満たされていない場合はエラーを表示して終了します。
表 2–3 Linux マスターサーバーシステムの設定
システムのパラメータ |
最小値 |
/proc/sys/kernel/shmall の shmall |
536870912 (512MB) |
/proc/sys/kernel/shmmax の shmmax |
536870912 (512MB) |