Sun N1 Service Provisioning System 5.1 インストールガイド

オペレーティングシステムの構成

プロビジョニングシステムをインストールおよび実行するには、これ以降の節の説明どおりにシステムを構成する必要があります。

Solaris システムの構成要件

マスターサーバーを実行している Solaris システムでは、次の /etc/system 設定が必要です。


注 –

Solaris 9 または Solaris 10 OS を使用している場合は、shmsys:shminfo_shmminshmsys:shminfo_shmseg の値を変更できません。Solaris 10 OS を使用している場合は、shmsys:shminfo_shmmaxshmsys:shminfo_shmmni semsys:seminfo_semmns、および semsys:seminfo_semvmx の値を変更できません。

これらの設定のデフォルト値のまま使用できます。


表 2–2 Solaris /etc/system 設定

変数 

最小値 

shmsys:shminfo_shmmax

0x20000000 [10 進の 536870912 (512MB)。ただし、この数字は Solaris 8 オペレーティングシステムでは 16 進で示す必要があります。]

shmsys:shminfo_shmmin

shmsys:shminfo_shmmni

shmsys:shminfo_shmseg

semsys:seminfo_semmni

32 

semsys:seminfo_semmns

512 

semsys:seminfo_semmsl

17 

semsys:seminfo_semvmx

537 

/etc/system 設定を変更する手順は、『Solaris Tunable Parameters Reference Manual』を参照してください。

Linux システムの構成要件

bc コマンドは、N1 Service Provisioning System をインストールするときにユーザーのパスにある必要があります。bc コマンドが存在しないと、インストールが終了し、bc のインストールを要求するメッセージが表示されます。bc-1.06-5.rpm パッケージまたはこれ以降のバージョンのパッケージをインストールしてください。

SUSE Linux 8 サーバー上の NFS マウントしたディレクトリに N1 Service Provisioning System をインストールし、接続のセキュリティーを確保するために SSH または SSL を使用する場合は、nolocks で NFS クライアントを構成するか NFS サーバーを構成してロックを許可してください。NFS クライアントまたは NFS サーバーのどちらも正しく設定されていない場合は、N1 Service Provisioning System アプリケーションは起動しません。

Linux マスターサーバーのインストールプログラムは、次のシステムパラメータをチェックし、最小値が満たされていない場合はエラーを表示して終了します。

表 2–3 Linux マスターサーバーシステムの設定

システムのパラメータ 

最小値 

/proc/sys/kernel/shmallshmall

536870912 (512MB) 

/proc/sys/kernel/shmmaxshmmax

536870912 (512MB)