Sun N1 Service Provisioning System 5.1 インストールガイド

Procedure符号化されたキーストアパスワードを作成および構成する

SSL 証明書を生成するときには、キーストアファイルを作成し、キーストアパスワードを指定します。プロビジョニングシステムは、このキーストアパスワードを server.xml ファイルに格納する必要があります。セキュリティー向上のため、プロビジョニングシステムでは、パスワードの符号化バージョンを server.xml ファイルに格納する必要があります。

手順
  1. crkeys コマンドを含むマスターサーバー上のディレクトリに移動します。


    %cd N1SPS5.1-MasterServer-home/server/bin
    

    N1SPS5.1-MasterServer-home には、マスターサーバーをインストールしたディレクトリを指定します。

  2. キーストアファイルを作成したときに作成したパスワードの符号化バージョンを作成します。


    % crkeys -epass -password password
    

    password は、SSL 証明書の生成中に作成したパスワードです。

    crkeys ツールは、符号化されたパスワードを画面に出力します。符号化されたパスワードを控えてください。

  3. Tomcat 構成ファイルが置かれているディレクトリに移動します。


    % cd /N1SPS5.1-MasterServer-home/server/tomcat/conf
    

    N1SPS5.1-MasterServer-home には、マスターサーバーをインストールしたディレクトリを指定します。

  4. Factory 要素を編集して、符号化されたパスワードを含めます。


    <Factory className="com.raplix.rolloutexpress.ui.web.EncodedPasswordSSLFactory"
               clientAuth="false" protocol="TLS" 
    	keystoreFile="/opt/SUNWn1sps/N1_Service_Provisioning_System_5.1/server/tomcat/keystore"
     keystorePass="ADD_ENCODED_PASSWORD_HERE"/>

    ADD_ENCODED_PASSWORD_HERE を符号化されたパスワードに変更します。