Sun N1 Service Provisioning System 5.1 オペレーションとプロビジョニングガイド

モデルとモデルの比較

最も単純な比較は、モデルとモデルの比較です。この比較では、あるホストにインストールされているコンポーネントのリストと別のホストにインストールされているコンポーネントのリストの照合を行います。つまり、プロビジョニングシステムの履歴情報から、これまでにインストールされた内容の確認を行います。

いずれかのコンポーネントリストに帯域外の変更が加えられた場合、この変更は検出されません。モデルとモデルの比較は、マスターサーバーが受信した配備情報に基づいて、マスターサーバー上で行われます。

モデルとモデルの比較の特徴

モデルとモデルの比較は、次のような場合に使用します。

Procedureモデルとモデルの比較を作成する

ここでは、ブラウザインタフェースを使用して比較を作成する方法について説明します。次のコマンドでも、比較を作成することができます。

このコマンドの詳細な説明については、『Sun N1 Service Provisioning System 5.1 コマンド行インタフェース(CLI) リファレンスマニュアル』の第 5 章「cmp: 比較を実行する CLI コマンド」を参照してください。

始める前に

新しい比較を作成するためには、比較の Create、Edit、Delete アクセス許可を持っているユーザーグループに所属する必要があります。

手順
  1. ナビゲーションメニューの「Comparisons」をクリックします。

    「Comparisons」ページが表示されます。

  2. 作成する比較の名前と説明を入力して、「Create」をクリックします。

    比較の「Details」ページが表示されます。

  3. 「Style of Comparison」領域の「Model to Model」をクリックします。

  4. 「Reference Host」フィールドに、比較の基準にするモデルのホスト名を指定します。

    ここでは、比較ホスト上で確認する構成を含む参照ホストを選択します。

  5. 「Comparison Host」フィールドに、参照モデルと比較するモデルのホスト名を入力します。

  6. 「Limits」領域に、比較の最大実行時間 (単位は時間または分) を指定します。

    デフォルトでは、比較の最大実行時間は 4 時間です。

    比較の実行時にタイムアウトになった場合、「Comparisons」ページにエラーメッセージが表示されます。

  7. 「保存」をクリックします。