プランを利用してコンポーネントを配備する場合、処理が完了するまでに相当の時間がかかる可能性があります。コンポーネントが配備されるまでのプロセスをひとめで確認できるようにするには、プランを監視し、実行中のプランや完了したプランに関する情報を表示します。配備の途中でプランを停止することもできます。
ここでは、ブラウザインタフェースを使用してプランを実行する方法について説明します。次のコマンドでも、プランを実行することができます。
pe.p.run – プランを実行します。
このコマンドの詳細な説明については、『Sun N1 Service Provisioning System 5.1 コマンド行インタフェース(CLI) リファレンスマニュアル』の第 10 章「pe: プランを実行する CLI コマンド」を参照してください。
プランの変数設定を設定するために必要なインストール情報を準備してください。
プランを実行するには、実行するプランが含まれるフォルダに対して、Allow on Host Set 許可を持つユーザーグループに属する必要があります。
プランの「Details」ページに移動します。
「Run」をクリックします。
プランの「Run」ページが表示されます。
「Plan Parameters」領域で、配備するコンポーネントの変数設定を選択します。
当該コンポーネントの変数設定が確立されている場合、メニューから適切な設定を選択します。
メニューから設定を選択できない場合は、「Select From List」をクリックします。
「Select Variable Settings From List」ウィンドウが表示されます。
コンポーネントの配備先を選択します。
「Plan Variables」領域で、設定する変数を構成します。
構成対象の変数の有無は、プランの内容によって異なります。
「Options」領域で、詳細なプリフライトを行うかどうかを選択します。
このプリフライトでは、リモートエージェント上で実行されるプランの各手順をシミュレートすることにより、以下の処理が正常に行われるかどうかをテストすることができます。
リモートインストール
execNative 呼び出し
ファイル変換
ファイルの削除 (リソースのアンインストール時)
詳細なプリフライトを行うと、実際に運用を開始するまでの準備期間が長くなります。
(省略可能) 同時に実行するホストの数を制限する場合は、フィールドにホスト数を指定します。
あるプランを複数のホストに対して同時に実行した場合、すべてのホストが手順を完了するまで、次の手順に進むことはできません。ホスト数が多すぎると、次の手順に進む前に、ネットワーク接続がタイムアウトになる可能性があります。たとえば、ホスト A が手順 1 を完了したあと、手順 2 の実行前の接続確認 (ping) が行われるまでの時間が長すぎて、ネットワーク接続がタイムアウトになることがあります。
(省略可能) プラン全体の実行時間、またはネイティブ呼び出しの実行時間を制限する場合は、フィールドに数値を入力し、メニューから時間の単位 (分など) を選択します。
プランまたはネイティブ呼び出しの実行時間を制限すると、応答しないホストがあるためにプランの実行が途中でストップするのを防ぐことができます。
プランの実行時の障害について報告する通知規則を設定しておくと、実行途中でタイムアウトになった場合、プランが正常に実行されなかったことを知らせるメッセージを受け取ることができます。
通知規則の設定については、『Sun N1 Service Provisioning System 5.1 システム管理者ガイド』の「電子メール通知の構成」を参照してください。
コンポーネントを配備するかどうかを選択します。
ここでは、ブラウザインタフェースを使用してプラン実行の進行状況を表示する方法について説明します。次のコマンドでも、プランの履歴を表示できます。
pe.p.la – 実行中のプラン、完了したプランを一覧表示します。
pe.p.lo – 実行中のプランまたは完了したプランに関する情報を一覧表示します。
pe.pi.lo – プランの実行に使用されたパラメータをリストします。
これらのコマンドの詳細な説明については、『Sun N1 Service Provisioning System 5.1 コマンド行インタフェース(CLI) リファレンスマニュアル』の第 10 章「pe: プランを実行する CLI コマンド」を参照してください。
ナビゲーションメニューで、「Application Deployment」カテゴリを展開し、「Run History」をクリックします。
実行中、完了済みのプランおよびプリフライトがすべて表示されます。「Completed」欄にタイムスタンプが表示されているプランは、現在実行中のプランです。このタイムスタンプは、このプランの実行が開始された時刻を表しています。
特定のプランの詳細情報を表示する場合は、「Results」をクリックします。
「Details」、「Preflight」、「Deployment」の各アイコンを選択すると、プランの詳細、プリフライトの結果、配備の結果というように、表示内容が切り替わります。
「Details」ページに表示される情報は、次のとおりです。
ターゲットホスト
このプランのパラメータとして使用された変数設定
このプランに課された制限
このプランを実行したユーザー
ここでは、ブラウザインタフェースを使用してプラン実行を停止する方法について説明します。次のコマンドでも、プランの実行を停止することができます。
pe.p.stop – 実行中のプランを停止します。
このコマンドの詳細な説明については、『Sun N1 Service Provisioning System 5.1 コマンド行インタフェース(CLI) リファレンスマニュアル』の第 10 章「pe: プランを実行する CLI コマンド」を参照してください。
プランの実行を停止するには、そのプランの実行を開始したユーザーであるか、 admin ユーザーグループのメンバーである必要があります。
ここでは、ブラウザインタフェースを使用して、コンポーネントから生成されていないプランを削除する方法について説明します。
直接実行コンポーネントプロシージャーから生成されたプランを削除する必要はありません。これらのプランは、生成元のコンポーネントが削除された時点でシステムから自動的に削除されます。詳細については、『Sun N1 Service Provisioning System 5.1 プランとコンポーネントの開発者ガイド』の「コンポーネントを削除する」を参照してください。
次のコマンドを使用してプランを削除することもできます。
pe.p.del – プランを削除します。
このコマンドの詳細な説明については、『Sun N1 Service Provisioning System 5.1 コマンド行インタフェース(CLI) リファレンスマニュアル』の第 10 章「pe: プランを実行する CLI コマンド」を参照してください。
プランを削除するには、プランを作成したユーザーであるか、または admin ユーザークループのメンバーである必要があります。