比較を行うときは、比較の詳細レベルや比較対象とするホストまたはコンポーネントを指定できるだけでなく、比較対象から除外するファイルやディレクトリも指定できます。たとえば、重要でない差分が大量に含まれるリソースがある場合に、比較対象から除外します。この指定内容を保存し、別の比較定義で再利用することも可能です。
次のコマンドでも、比較を変更することができます。
cmp.ds.mod – 比較を変更します。
このコマンドの詳細な説明については、『Sun N1 Service Provisioning System 5.1 コマンド行インタフェース(CLI) リファレンスマニュアル』の第 5 章「cmp: 比較を実行する CLI コマンド」を参照してください。
比較を編集するためには、比較の Create、Edit、Delete アクセス許可を持っているユーザーグループに所属する必要があります。
必要に応じて、変更するモデルとインストールの比較、またはインストールとインストールの比較を選択します。
比較の「Details」ページが表示されます。
「Directories and Files to Ignore During Comparisons」の表に変更を加えます。
除外リストにディレクトリやファイルを追加します。
比較の「Details」ページに、除外するディレクトリまたはファイルの名前を入力し、「Add」をクリックします。
ワイルドカード (*) を使って、除外するディレクトリまたはファイルを表す文字列を入力することもできます。たとえば、すべてのログファイルを無視する場合は、*.log と入力します。
ワイルドカードを使用しても、使用しなくても、ファイル名までの完全なパターンを指定してください。ディレクトリまでしか指定しないと、そのディレクトリの下位のファイルは除外されません。下位ファイルも除外対象に含める場合は、ディレクトリ名の末尾にアスタリスク (*) を指定する必要があります。たとえば、/usr/apache/logs ディレクトリ内のすべてのファイルを除外対象とする場合は、/usr/apache/logs* のように指定する必要があります。
「追加 (Add)」をクリックします。
指定した内容が除外対象のディレクトリとファイルのリストに追加されます。
除外リストからディレクトリまたはファイルを削除します。
「保存」をクリックします。