Sun N1 Service Provisioning System 5.1 XML スキーマリファレンスガイド

<argList> 要素

<argList> 要素は <componentRef> 要素の子で、参照先コンポーネントのインストール時に、そのコンポーネント変数設定として使用される値の一覧を指定します。この <argList> の書式は、<call> ステップの <argList> 子要素の書式と同じです。詳細は、<call> ステップ」を参照してください。

参照が ABSTRACT の場合、<argList> 要素の各属性は、参照先コンポーネントにおけるコンポーネント変数または宣言された型を指定します。<argList> 要素の属性の値は、参照先コンポーネントのインストール時に、指定されたコンポーネント変数に使用されるオーバーライド値です。

コンポーネント参照が派生コンポーネントによってオーバーライドされる場合、ベースコンポーネントおよび派生コンポーネントの <argList> 要素は、効率よく結合されます。この結合は、ベースコンポーネントの <argList> のコンテンツを参照先コンポーネントに適用し、続いて派生コンポーネントの <argList> を適用することによって行われます。ベースコンポーネント参照の <argList> を処理する場合、考慮されるのはベースコンポーネント参照の宣言された型で定義された変数だけです。

<argList> で指定されていないコンポーネント変数は、インストール時にそれらのデフォルト値を使用します。<argList> が指定されていない場合、参照先コンポーネントがインストールされ、またそのすべての変数のデフォルト値を使用します。<argList> で指定される参照先コンポーネントの変数は、参照元コンポーネントからアクセス可能でなければなりません。また、これらの変数はアクセスモード FINAL ではなく、PUBLIC または PROTECTED で宣言されていなければなりません。

最上位の参照先コンポーネントの場合、<argList> 要素が使用されるのは参照先コンポーネントが参照元コンポーネントによってインストールされている場合だけです。参照先コンポーネントは、ほかの方法でインストールされていることもあります。この場合、<argList> は意味を持ちません。