Sun N1 Service Provisioning System 5.1 XML スキーマリファレンスガイド

<inlineSubplan> ステップ

<inlineSubplan> ステップは、連続した複数のステップを実行します。このステップは、<compositeSteps> 要素の子としてしか指定できません。

<inlineSubplan> ステップは <execSubplan> ステップに類似していますが、<execSubplan> ステップは実行する外部プランの名前を指定するのに対し、<inlineSubplan> ステップは子要素として実行するプランを直接包含します。

インラインサブプランと最上位プランの大きな違いは、インラインサブプランは別個の名前付きエンティティとしては保存されない点です。そのためインラインサブフランは、<execSubplan> ステップでは外部から参照することができません。最上位プランは別個の名前付きエンティティーであり、<execSubplan> ステップからの参照が可能です。

インラインサブプランは、コンテンツが簡潔で、呼び出し側プランのコンテキストとロジックに直接結合されている場合に便利です。このような場合以外は、独立したプランとして使用しても無意味です。呼び出し側プランのコンテキストとロジックに直接結合されている場合は、自己包含した 1 つのユニットに全ステップを含めるとプランのメンテナンスが容易になるほか、プランが読みやすくなります。

最上位プランと異なり、インラインサブプランはパラメータを宣言できません。インラインサブプランは、包含するすべてのプランのパラメータと変数を暗黙に継承します。インラインサブプランがそれ自身にローカルな変数を別途宣言することは可能であり、これにより包含するプランの変数とパラメータを隠蔽できます。サブプラン変数と包含するプランの変数が同じ名前を持つと、サブプラン変数が包含するプランの変数を隠蔽します。このようなケースでは、そのステップで使用できるのは一番内側のサブプランによって宣言された変数の値だけです。

<inlineSubplan> ステップはオプションの <varList> から構成され、インラインサブプランが単純プランであるか複合プランであるかに基づき、1 つの追加子要素 <simpleSteps> または <compositeSteps> がそのあとに続きます。

<inlineSubplan> ステップには次の子要素があります。

<inlineSubplan> ステップの属性

<inlineSubplan> ステップには、次の属性があります。