あるコンポーネントが別のコンポーネントと「呼び出し互換」であるのは、以下の場合のように、最初のコンポーネントの使用を、別のコンポーネントの使用に安全に置き換えることができる場合です。
最初のコンポーネントの <control>、<uninstall>、または <snapshot> ブロックへの呼び出しを行う場合
<checkDependency> または <createDependency> を使用して、最初のコンポーネントの依存性を確認する場合
構成生成 :[component:AB:var] を使用することで、最初のコンポーネントの変数を参照する場合
呼び出しの互換性は、API 互換性やインタフェース互換性とも呼ばれます。
通常、2 つの呼び出し互換コンポーネントは、同じバージョンツリー内のバージョンが異なるコンポーネントです。ただし、2 つ目のコンポーネントは、最初のコンポーネントのインスタンスである場合、別のバージョンツリー内に存在することも可能です。
N1 SPS製品では、システムサービスを提供するコンポーネントに対して、呼び出しの互換性が強制されます。システムサービスが新しいコンポーネントを参照するよう更新される場合、新しいコンポーネントが元のコンポーネントに対して呼び出し互換性を持つようにします。これにより、システムサービスのアップグレード時にも、システムサービスのクライアントが正常に機能し続けることを保証できます。
またN1 SPS製品は、一部のインストール済みコンポーネントターゲッターに参照されているコンポーネントを解釈処理するときにも、オプションで呼び出し互換性を検証します。詳細は、「インストール済みコンポーネントターゲッター」を参照してください。
必須ではありませんが、コンポーネントがその旧バージョンに対して呼び出し互換であるようにしてください。