<entryList> 要素は、<resourceDescriptor> 要素の必須の子です。この要素は当該リソースに含まれるファイルとディレクトリのリスト作成に使用され、またファイルとディレクトリに関連付けられた設定を記述します。
<entryList> 要素には 2 つのオプションの子要素があり、存在する場合は次の順序で出現する必要があります。
<defaultEntry>
<entry>
指定されている場合、<defaultEntry> 要素は 1 回しか出現できません。<entry> 要素は、1 つのファイルまたはディレクトリの設定を記述します。そのため、リソース記述子ファイルでは複数の <entry> 要素を指定できます。
<defaultEntry> 要素は、<entryList> 要素のオプションの子です。この要素は、リソース記述子ファイル内の <entry> 要素内にはないリソースファイルの、デフォルトの所有者、グループ、およびアクセス権の設定を指定します。
この要素が省略されている場合、当該 <entryList> ブロックにあるファイルとディレクトリは、チェックイン時に決定される設定値を使用します。この要素を指定する場合、この要素は 1 回しか出現できません。
<settings> 要素は、<defaultEntry> 要素および <entry> 要素の必須子要素です。
<settings> 要素は、これらの要素の子として使用された場合、次のように動作が異なります。
<defaultEntry> 要素 – 独自の <entry> 要素と関連付けられていない任意のファイルのデフォルトとして使用される設定値を指定します。
<entry> 要素 – 当該 <entry> 要素に関連付けられているファイルにより使用される設定値を指定します。
属性が省略されている場合、当該 <entryList> の <defaultEntry> 要素にある対応する属性値が使用されます。<defaultEntry> 要素が指定されていない場合、チェックイン時の設定が使用されます。
<settings> 要素には次のオプションの属性があります。
group (オプション) – 当該エントリのグループである文字列。グループは、グループ ID ではなく、グループ名である必要があります。
owner (オプション) – 当該エントリの所有者である文字列。所有者は、ユーザー ID ではなく、ユーザー名である必要があります。
permissions (オプション) – ファイルまたはディレクトリのアクセス権設定である文字列。文字列の書式は、UNIX chmod コマンドでコマンドで定義されているように 3 桁の 8 進数を使用します。chmod(1M) のマニュアルページを参照してください。
これらの任意の属性に対しては :NONE: の値を指定できます。コンポーネントが配備されるファイルシステムのデフォルト設定を使用するようN1 SPSに通知するには、:NONE: 値を使用します。
<entry> 要素は、<entryList> 要素のオプションの子です。この要素は、リソース内の 1 つのエントリの所有者、グループ、およびアクセス権の設定を指定します。<entry> 要素には 1 つの必須要素 <settings> があります。「<settings> 要素」を参照してください。
<entryList> ブロック内で <entry> 要素として出現しないファイルとディレクトリは、次のものを使用します。
<defaultEntry> ブロックで指定されている設定値
チェックイン時に決定される設定値
<entry> 要素には 1 つの必須属性 name があります。name の値は、リソースのルートに相対的な、当該エントリの名前を定義する文字列です。最上位リソースの名前は、常に root である必要があります。
たとえば、topDir で始まるディレクトリ階層をリソースが作成した場合、最上位ディレクトリの name 属性は root です。入れ子になったディレクトリ subDir の name 属性は root/subDir です。file.txt という名前のファイルリソースの場合、name 属性は root です。
末尾のスラッシュ (/) 文字は使用できません。
「<resourceDescriptor> 要素のサンプル XML」を参照してください。