<simpleSteps> 要素は、<executionPlan> 要素と <inlineSubplan> ステップのオプションの子です。<inlineSubplan> ステップの詳細については、「<inlineSubplan> ステップ」を参照してください。<simpleSteps> 要素には、1 つ以上の「共通」ステップまたは「単純プラン専用」ステップが含まれます。<simpleSteps> 要素の存在は、そのプランが (複合プランではなく) 単純プランであることを示します。この要素を指定する場合、この要素は 1 回しか出現できません。
実行時にこの要素内のステップは、呼び出し側によって選択された一連の論理ターゲットホストで順次実行されます。このようなホストは「初期ターゲットホスト」と呼ばれます。このプランの実行時に、そのステップは、初期ホスト以外のホストで実行されるようリダイレクトすることができます。プランが実際に実行されるホストは現在のターゲットホストと呼ばれます。ステップがリダイレクトされない場合、現在のホストと初期ホストは同じになります。初期ホストは、現在のホストと同じように、仮想ホストと物理ホストのどちらにもなれます。「物理ホスト」は現在のホストのルート親ホストで、現在のホストが物理ホストである場合、現在のホストと同じです。
<simpleSteps> 要素の子は、1 つ以上の「共通」ステップまたは「単純プラン専用」ステップから構成されています。これらのステップには、プランのパラメータおよび変数への参照を含めることができます。詳細は、「単純プラン専用のステップ」を参照してください。
<simpleSteps> 要素には次の属性があります。
executionMode – オプション属性で、包含した複数のステップをターゲットホストに対して順次実行するか同時に実行するかを示します。次の値が有効です。
PARALLEL
SERIES
この属性を指定しないと、値は PARALLEL になります。
limitToHostSet – オプション属性で、当該プランの有効な対象となりえるホストを含むホストセットの名前を指定します。
この属性を指定しないと、すべてのホストが有効な対象となりえます。すべてのホストを有効な対象としない場合、ユーザーが指定する対象は、指定されたホストセットに含まれるホストのサブセットでなければなりません。指定されたホストセットに含まれないホストが対象内に存在する場合、プランで実行時エラーが発生します。サポートされている既存のホストセットに対応しない名前を指定した場合も、プランで実行時エラーが発生します。指定されたホストセットがプラグインにより定義されたホストである場合、pluginName は、ホストセット名に対する接頭辞 (pluginName #hostSetName など) である必要があります。このようなプラン実行時エラーは、プリフライトが始まる前に検証の段階で報告されます。