<raise> ステップは、常に失敗するステップです (<try> ステップによる捕捉と処理は可能)。「<try> ステップ」を参照してください。
<raise> ステップは、人為的なステップを構築することなくエラー状況を示す手段として使用されます。このステップの出現がもっとも多いのは <catch> ブロック内であり、クリーンアップ後のエラー状況を伝えるために使用されます。「<catch> 要素」を参照してください。
<raise> 要素には 1 つのオプション属性 message があり、この属性はエラー状況を説明するメッセージです。デフォルトは、メッセージはシステムで指定された一般的なメッセージです。 この属性は、単純置換変数を参照できます。
以下の例は、ログ内にエラーを見つけたあと <catch> ブロック内からエラー状況を再伝達するために <raise> ステップをどのように使用するかを示しています。
<control blockName="default">
<try>
<block>
<!-- ここで任意の処理が行われます -->
</block>
<catch>
<!-- ログのエラーに注意してください -->
<execNative>
<exec cmd="appendLog">
<arg value="an error occurred"/>
</exec>
</execNative>
<!-- rethrow エラーです -->
<raise/>
</catch>
</try>
</control>
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