Sun N1 Service Provisioning System 5.1 XML スキーマリファレンスガイド

<targetRef> 要素

<targetRef> 要素は、<component> 要素のオプションの子です。この要素は、コンポーネントが対象設定可能であることを宣言します。「対象設定可能コンポーネント」は、コンポーネントと関連付けられる物理ホストまたは仮想ホストを自動的に作成するコンポーネントです。このホストは、コンポーネントがインストールされる際に作成されます。この要素は、使用する際には、<varList> 要素の直後に 1 回だけ出現できます。この要素は、単純コンポーネントと複合コンポーネントの両方で使用できます。ただし、<varList> 要素は、最上位コンポーネントとしてインストールされているコンポーネントでのみ使用できます。

<targetRef> 要素には、オプションの子要素 <agent> があり、これは関連付けられたホストが物理ホストと仮想ホストのどちらであるかを示します。<agent> 要素が存在する場合、ホストは物理ホストです。<agent> 要素の本体は、Remote Agent の構成を定義します。この要素が存在しない場合、ホストは仮想ホストです (これがデフォルト)。

<targetRef> 要素の属性

<targetRef> 要素には次の属性があります。

<agent> 要素

<agent> 要素は、<targetRef> 要素の子です。この要素は、関連付けられたホストが物理ホストであることを示します。この要素はオプションで、1 回しか使用できません。

この要素を指定しないと、関連付けられるホストは仮想ホストとして作成されます。この要素を使用する場合、関連付けられるホストは物理ホストとして作成され、<agent> 要素が、関連付けられる Remote Agent の構成を指定します。

この要素は派生コンポーネントによって継承されます。ベースコンポーネントが宣言を行っていない場合にのみ、派生コンポーネントはローカルな <targetRef> 要素を宣言できます。これは、派生コンポーネントが、継承された <targetRef> 要素をオーバーライドできないことを意味します。

<agent> 要素の属性

<agent> 要素には次の属性があります。これらの属性は、コンポーネントスコープの置換変数を参照できます。