Sun N1 Service Provisioning System ユーザーズガイドおよびリリースノート(Solaris Plug-In 3.0)

アップグレード関連の考慮事項

既存のローカルゾーンのアップグレード

Sun N1 Service Provisioning System 5.1 にマスターサーバーを移行して Solaris プラグイン 3.0 をインポートしたあとで Sun N1 Service Provisioning System 5.0 内の Solaris プラグインを使用してグローバルゾーンとローカルゾーンを作成した場合には、これらのゾーンをアップグレードする必要があります。この作業が終わると、Solaris プラグイン 3.0 を使用して、アップグレードされたゾーンを制御できます。

Procedureグローバルゾーンをアップグレードする

手順
  1. ブラウザインタフェースのメインウィンドウにある「Common Tasks」セクションで、 Sun Solaris アイコンをクリックします。

  2. 「Solaris Containers: Create and Manage」リンクをクリックします。

  3. 「Reference Components」リストで、/com/sun/solaris/container_util をクリックします。

  4. 「Component Procedures」リストで、「install:default」の横にある「Run action」をクリックします。

  5. 「Run Details」ページで、アップグレードするグローバルゾーンターゲットホストを選択します。

  6. 「Run Plan (includes preflight)」ボタンをクリックします。

Procedure稼働中のローカルゾーンをアップグレードする

稼働中のローカルゾーンをアップグレードするには、次の手順を使用します。

始める前に

Sun N1 Service Provisioning System 5.1 に移行したあと、リモートエージェントをアップグレードします。操作方法については、『Sun N1 Service Provisioning System 5.1 インストールガイド』「リモートエージェントとローカルディストリビュータのアップグレード」を参照してください。

手順
  1. ブラウザインタフェースのメインウィンドウにある「Common Tasks」セクションで、 Sun Solaris アイコンをクリックします。

  2. 「Solaris Containers: Create and Manage」リンクをクリックします。

  3. 「Component Procedures」リストで、「markOnly:install」の横にある 「Run action」をクリックします。

  4. アップグレードするローカルゾーンをインストールするターゲットグローバルゾーンホストを選択します。

  5. 「Plan Variables」設定から、ローカルゾーンのホスト名を選択します。

    目的のローカルゾーン名がない場合は、ゾーン名を追加できます。ゾーン名を追加するには、次の手順を実行します。

    1. プランの変数設定テーブルから「Select From List」をクリックします。

    2. 「Variable Setting」ウィンドウから「Create Set」をクリックします。

    3. 「New Set Name」フィールドで、ゾーンセット名を入力します。

    4. 「Zone Name」プロンプトの横にあるボックスをクリックし、ゾーン名を入力します。


      注 –

      ローカルゾーンの作成時は、ゾーン名はネットワークのゾーンホスト名になります。ゾーンホスト名は、一致する利用可能なローカルネットワーク IP アドレスを解決します。


  6. 「Run Plan (includes preflight)」ボタンをクリックします。

  7. ブラウザインタフェースのメインウィンドウにある「Common Tasks」セクションで、 Sun Solaris アイコンをクリックします。

  8. 「Solaris Containers: Create and Manage」リンクをクリックします。

  9. 「Component Procedures」リストで、「activate」の横にある「Run action」をクリックします。

  10. 「Plan Details」ページの「Current Installations」リストで、有効にするローカルゾーンを選択します。

  11. 「Run Selected Installations」ボタンをクリックします。

Procedure稼働していないローカルゾーンをアップグレードする

停止されているローカルゾーンをアップグレードするには、次の手順を使用します。

手順
  1. ブラウザインタフェースのメインウィンドウにある「Common Tasks」セクションで、 Sun Solaris アイコンをクリックします。

  2. 「Solaris Containers: Create and Manage」リンクをクリックします。

  3. 「Component Procedures」リストで、「attach:install」の横にある「Run action」をクリックします。

  4. アップグレードするローカルゾーンをインストールするターゲットグローバルゾーンホストを選択します。

  5. 「Plan Variables」設定から、ローカルゾーンのホスト名を選択します。

    目的のローカルゾーン名がない場合は、ゾーン名を追加できます。ゾーン名を追加するには、次の手順を実行します。

    1. プランの変数設定テーブルから「Select From List」をクリックします。

    2. 「Variable Setting」ウィンドウから「Create Set」をクリックします。

    3. 「New Set Name」フィールドで、ゾーンセット名を入力します。

    4. 「Zone Name」プロンプトの横にあるボックスをクリックし、ゾーン名を入力します。


      注 –

      ローカルゾーンの作成時は、ゾーン名はネットワークのゾーンホスト名になります。ゾーンホスト名は、一致する利用可能なローカルネットワーク IP アドレスを解決します。


  6. 「Run Plan (includes preflight)」ボタンをクリックします。

    プロビジョニングシステムにより、ローカルゾーンが 2.0 バージョンから 3.0 バージョンにアップグレードされます。


    注 –

    ローカルゾーンを有効にするには、「activate Component Procedure」を実行します。


旧バージョンコンポーネントへのアクセス

新バージョンのプラグインにアップグレードすると、プラグインの「Common Tasks」ページは新しいプラグインバージョンでインストールされたコンポーネントに対するリンクを表示するように更新されます。この機能を使用すると、最新の機能と改善された機能を含むコンポーネントを簡単に確認できます。古い機能に依存するコンポーネントは「Common Tasks」ページからリンクされません。

Procedure旧バージョンのコンポーネントにアクセスする

以前にインストールしたコンポーネントが見つからない場合、そのコンポーネントは旧バージョンのプラグインから作成された可能性があります。旧バージョンのコンポーネントの確認または作業を行うには、次の手順に従います。

手順
  1. 「Common Tasks」ページで、該当するコンポーネント作業をクリックします。

    「Component Detail」ページが表示されます。

  2. 「Component Details」ページで、「Version History」をクリックします。

    コンポーネントとバージョンの一覧が表示されます。

  3. 該当するリンクをクリックします。

    • コンポーネントによる作業を行うには、バージョン番号、または使用するコンポーネントに適用される詳細リンクをクリックします。

    • コンポーネントがインストールされている場所を確認するには、「Where Installed」をクリックします。