基本的な OS プロビジョニング環境には、次の要件が必要です。
N1 SPS マスターサーバー — N1 Service Provisioning System ソフトウェアがインストールされ、マスターサーバーとして実行されるよう構成されているシステム。
OS プロビジョニングサーバー — プラグインを介して OS プロビジョニングサーバーがインストールされる Solaris 9 9/04 またはそれ以降のリリースのシステム。OS プロビジョニングサーバーは DHCP サービスを実行して、ターゲットホストの要求に応答します。
Solaris ブートおよびインストールサーバー — Solaris システムをプロビジョニングするには、Solaris 9 9/04 またはそれ以降のリリースがインストールされている Solaris ブートおよびインストールサーバーが必要です。
Linux ブートおよびインストールサーバー — Linux システムをプロビジョニングするには、Linux がインストールされている Linux ブートおよびインストールサーバーが必要です。
Windows ブートおよびインストールサーバー — Windows システムをプロビジョニングするには、Windows 2003 がインストールされている Windows ブートおよびインストールサーバーが必要です。
OS プロビジョニングサーバー、ブートおよびインストールサーバー、プロビジョニングターゲットは、ネイティブ LAN、VLAN またはルーターを介して、あるネットワーク内でアクセス可能である必要があります。ネットワークの構成に関する詳細については、適切なネットワークとオペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。
プロビジョニングターゲットからの DHCP パケットは、OS プロビジョニングサーバーに到達できる必要があります。
N1 SPS マスターサーバー、OS プロビジョニングサーバー、および Solaris ブートおよびインストールサーバーは、1 つの物理システムであることが可能です。ただし、1 つのシステムでこれら 3 つすべてのサーバーを実行すると、サーバーの負荷が増大し、またサーバーが処理しなければならないネットワークトラフィックが増大します。これらを分離することで、将来の高いスケーラビリティーが実現できます。