Solaris 関連の問題の解決

Solaris オペレーティングシステムのプロビジョニング処理のシーケンスがわからない。

Solaris のシーケンスは次のようになります。

1. ターゲットホスト用に JET サーバーまたは Solaris ブートおよびインストールサーバーが用意されます。

2. OS プロビジョニングサーバー上の DHCP が、ターゲットホストに対して設定されます。

3. ターゲットホストが再起動され、DHCP を使用してネットワーク経由でブートします。

4. ターゲットホストは DHCP 検出パケットをブロードキャストします。

5. OS プロビジョニングサーバー上の DHCP サーバーが DHCP オファーを送信します。

6. ターゲットホストは DHCP 要求パケットをブロードキャストします。

7. OS プロビジョニングサーバー上の DHCPサーバー が DHCP ACK を送信します。

8. ターゲットは TFTP プロトコルを使用して、JET サーバーからブートカーネルを取得します。

9. ターゲットは、NFS 経由で JET サーバーからファイルを取得することで、OS をインストールします。

Solaris イメージをインポートしている間にプランがタイムアウトする。

マスターサーバーでプランのデフォルトのタイムアウトを設定します。次の手順を実行します。

1. 次の構成ファイルを編集します。

   /opt/SUNWn1sps/N1_Service_Provisioning_System_5.1/server/config/config.properties

2. 次のプロパティーを設定します。

   pe.nonPlanExecNativeTimeout=12000
   pe.defaultPlanTimeout=12000

3. マスターサーバーを再起動します。

# cr_server stop
# cr_server start

Solaris イメージをインポートしている間にプランが失敗する。

この問題を分析するには、以下の手順に従います。

1. プランの stdout および stderr メッセージをチェックします。

2. メディアを保持するのに十分なディスク容量があることを確認します。

3. 変数の値をチェックします。すべてのパスが正しく完全であることを確認します。

spsra モジュールでの失敗を示してプロビジョンプランが失敗する。

JET サーバーにインストールされている N1 SPS RA のスナップショットを使用するか、RA ディストリビューションを使用して、N1 SPS RA はターゲットにインストールされます。OS プロファイルの install_ra_from_snapshot_spsra 値をチェックします。ターゲットホストと JET サーバーのアーキテクチャーが異なる場合は、install_ra_from_snapshot_spsra を「n」に設定し、「Jet」コンポーネントを使用して N1 SPS RA を JET サーバーにインストールします。

Solaris x86 をプロビジョニングする際、インストールが対話式になる。

OS プロファイルのコンソール変数 x86_console_base_config が正しく構成されていることを確認します。v20z ターゲットの場合、これは ttya にする必要があります。ブートパーティションサイズが小さいことを示してインストールが失敗する場合、最も可能性の高い原因は、異なるディスクラベルフォーマットを使用する別の OS が以前インストールされていたことです。fdisk ユーティリティーを使用して、ディスクのパーティションを再設定します。