Sun N1 Service Provisioning System 5.2 コマンド行インタフェース (CLI) リファレンスマニュアル

第 5 章 cmp: 比較を実行する CLI コマンド

この章では、比較の実行に必要なコマンドについて説明します。

cmp コマンドの概要

cmp コマンドは、比較を制御します。

表 5–1 cmp コマンドの概要

コマンド名 

説明 

cmp.dj.add 

新しい比較を追加 (開始) する 

cmp.dj.del 

新しい比較を削除 (停止) する 

cmp.dj.la 

実行中の比較と完了した比較を一覧表示する 

cmp.dj.lo 

実行中の比較を検出して、ステータスを表示する 

cmp.ds.add 

指定された比較に比較設定を追加する 

cmp.ds.la 

すべての比較設定を一覧表示する 

cmp.ds.lo 

指定された比較設定を検出する 

cmp.ds.del 

指定された比較から比較設定を削除する 

cmp.ds.sc 

比較設定とカテゴリを関連付ける 

cmp.ds.mod 

指定された比較設定を変更する 

cmp.dj.add

このコマンドは、新しい比較を追加 (開始) します。

表 5–2 cmp.dj.add コマンドの引数と結果

引数/結果 

構文 

説明 

ID 

必須 

DifferenceSettings 

比較設定 

result 

DifferenceJobID 

新しい比較の ID 

cmp.dj.del

このコマンドは、実行中の比較を削除 (停止) します。

表 5–3 cmp.dj.del コマンドの引数と結果

引数/結果 

構文 

説明 

ID 

必須 

DifferenceJobID 

実行中の比較の ID 

result 

ブール型 

比較が正常に停止した場合は true 

cmp.dj.la

このコマンドは、実行中の比較と完了した比較を一覧表示します。

表 5–4 cmp.dj.la コマンドの引数と結果

引数/結果 

構文 

説明 

max 

オプション 

整数 

一覧表示するジョブの最大数。実行中の比較の数が指定された数より多い場合は無視される 

result 

RunningDiffBeanArray 

実行中の比較全部と完了した比較の一部 

cmp.dj.lo

このコマンドは、実行中の比較を検出し、進捗状況を表示します。

表 5–5 cmp.dj.lo コマンドの引数

引数/結果 

構文 

説明 

ID 

必須 

DifferenceJobID 

比較の ID 

old 

オプション 

ブール型 

古いメッセージを表示するかどうか。デフォルトは false 

new 

オプション 

ブール型 

新しいメッセージをポーリングするかどうか。デフォルトは true 

cmp.ds.add

このコマンドは、新しい比較設定を追加します。スタイル、レベル、スコープの組み合わせによっては、オプションの引数が必要な場合もあります。

表 5–6 cmp.ds.add コマンドの引数と結果

引数/結果 

構文 

説明 

name 

必須 

文字列 

比較設定の名前 

desc 

オプション 

文字列 

設定の説明 

style 

必須 

スタイル 

設定のスタイル 

level 

[R/O] 

レベル 

設定のレベル 

scope 

[R/O] 

スコープ 

設定のスコープ 

srchID 

[R/O] 

HostID 

設定のソースホストの ID 

dsthID 

[R/O] 

HostID 

設定のターゲットホストの ID 

dsthsID 

[R/O] 

HostSetID 

設定のターゲットホストセットの ID 

srcdir 

[R/O] 

文字列 

設定のソースディレクトリ 

dstdir 

[R/O] 

文字列 

設定のターゲットディレクトリ 

ignp 

[R/O] 

StringArray 

設定を無視するパス 

cRef 

[R/O] 

InstalledComponent- Ref 

設定のコンポーネント参照 

tout 

必須 

TimeInterval 

設定のタイムアウト 

fsl 

オプション 

ブール型 

シンボリックリンクをたどるかどうか。デフォルトは true 

incd 

オプション 

ブール型 

設定のサブディレクトリフラグを含むかどか。デフォルトは false 

srcP 

[R/O] 

ReaderWrapper 

設定のソース準備ミニプラン 

dstP 

[R/O] 

ReaderWrapper 

設定のターゲット準備ミニプラン 

srcC 

[R/O] 

ReaderWrapper 

設定のソースクリーンアップミニプラン 

dstC 

[R/O] 

ReaderWrapper 

設定のターゲットクリーンアップミニプラン 

usePlans 

[R/O] 

ブール型 

ミニプランを実行するかどうかを示す設定フラグ。デフォルトは true 

dstUseSrcP 

[R/O] 

ブール型 

ターゲットでソース準備ミニプランを使用するかどうかを示す設定フラグ。デフォルトは true 

dstUseSrcC 

[R/O] 

ブール型 

ターゲットでソースクリーンアップミニプランを使用するかどうかを示す設定フラグ。デフォルトは true 

result 

DifferenceSettings 

新しい比較設定 

cmp.ds.la

このコマンドは、すべての比較設定を一覧表示します。

表 5–7 cmp.ds.la コマンドの引数と結果

引数/結果 

構文 

説明 

cat 

オプション 

CategoryID 

適用するカテゴリフィルタ。デフォルトは “all” 

result 

DifferenceSettings- Array 

すべての比較設定 

cmp.ds.lo

このコマンドは、指定された比較設定を検出します。

表 5–8 cmp.ds.lo コマンドの引数と結果

引数/結果 

構文 

説明 

ID 

必須 

DifferenceSettingsID 

比較設定の ID 

result 

DifferenceSettings 

比較設定 

cmp.ds.del

このコマンドは、比較設定オブジェクトを削除します。

表 5–9 cmp.ds.del コマンドの引数と結果

引数/結果 

構文 

説明 

ID 

必須 

DifferenceSettingsID 

比較設定の ID 

cmp.ds.mod

このコマンドは、既存の設定をテンプレートとして利用して、新しい比較設定を追加します。省略した引数は上書きされます。

表 5–10 cmp.ds.mod コマンドの引数と結果

引数/結果 

構文 

説明 

ID 

必須 

DifferenceSettingsID 

テンプレートとなる比較設定の ID 

desc 

オプション 

文字列 

設定の説明 

style 

オプション 

スタイル 

設定のスタイル 

level 

[R/O] 

レベル 

設定のレベル 

scope 

[R/O] 

スコープ 

設定のスコープ 

srchID 

[R/O] 

HostID 

設定のソースホストの ID 

dsthID 

[R/O] 

HostID 

設定のターゲットホストの ID 

dsthsID 

[R/O] 

HostSetID 

設定のターゲットホストセットの ID 

srcdir 

[R/O] 

文字列 

設定のソースディレクトリ 

dstdir 

[R/O] 

文字列 

設定のターゲットディレクトリ 

ignp 

[R/O] 

StringArray 

設定を無視するパス 

cRef 

[R/O] 

InstalledComponent- Ref 

設定のコンポーネント参照 

tout 

オプション 

TimeInterval 

設定のタイムアウト 

fsl 

オプション 

ブール型 

シンボリックリンクをたどるかどうか。デフォルトは true。この引数を省略すると、値が上書きされます。 

incd 

オプション 

ブール型 

サブディレクトリがあるかどうかを示す設定フラグ 

srcP 

[R/O] 

ReaderWrapper 

設定のソース準備ミニプラン 

dstP 

[R/O] 

ReaderWrapper 

設定のターゲット準備ミニプラン 

srcC 

[R/O] 

ReaderWrapper 

設定のソースクリーンアップミニプラン 

dstC 

[R/O] 

ReaderWrapper 

設定のターゲットクリーンアップミニプラン 

usePlans 

[R/O] 

ブール型 

ミニプランを実行するかどうかを示す設定フラグ。デフォルトは true。この引数を省略すると、値が上書きされます。 

dstUseSrcP 

[R/O] 

ブール型 

ターゲットでソース準備ミニプランを使用するかどうかを示す設定フラグ。デフォルトは true。この引数を省略すると、値が上書きされます。 

dstUseSrcC 

[R/O] 

ブール型 

ターゲットでソースクリーンアップミニプランを使用するかどうかを示す設定フラグ。デフォルトは true。この引数を省略すると、値が上書きされます。 

result 

DifferenceSettings 

新しい比較設定 

cmp.ds.sc

このコマンドは、比較設定とカテゴリを関連付けます。

表 5–11 cmp.ds.sc コマンドの引数と結果

引数/結果 

構文 

説明 

ID 

必須 

DifferenceSettingsID 

影響を受ける比較設定の ID 

catIDs 

必須 

CategoryIDSet 

この比較設定と関連付けるカテゴリの ID