Sun N1 Service Provisioning System 5.2 コマンド行インタフェース (CLI) リファレンスマニュアル

cdb.rsrc.ci

特定のコンポーネントとそのソースオブジェクトをチェックインするには、cdb.rsrc.ci コマンドを使用します。このコマンドは、次のシナリオで使用する必要があります。

cdb.rsrc.ci コマンドの呼び出しは、「チェックインジョブ」と見なされるため、チェックインジョブを管理する CLI コマンドで管理できます。たとえば、どの cdb.rsrc.ci コマンドが実行中であるのかを確認する場合は、cdb.cj.la コマンドを実行し、現在のチェックインジョブをすべて一覧表示します。cdb.rsrc.ci から返される compCheckInID 値を cdb.cj.lo の引数に指定して、特定のチェックインジョブのステータス情報を得ることもできます。

表 3–39 cdb.rsrc.ci コマンドの引数と結果

引数/結果 

構文 

説明 

src 

必須 

文字列 

チェックインするローカルファイルまたはディレクトリ 

dst 

必須 

文字列 

チェックインに使用するコンポーネント名 

type 

必須 

文字列 

コンポーネントタイプ 

platform 

オプション 

HostSetID 

コンポーネントのプラットフォーム 

desc 

オプション 

文字列 

コンポーネントの説明 

major 

オプション 

ブール型 

メジャーとマイナーのどちらのバージョン番号を増分するか。デフォルトは false 

config 

オプション 

ブール型 

コンポーネントが構成ファイルであるかどうか。デフォルトは false 

hidePrev 

オプション 

ブール型 

前回のコンポーネントを非表示にするかどうか。デフォルトは true 

includeOwners 

オプション 

ブール型 

所有者情報を含めるかどうか。デフォルトは true 

includeGroups 

オプション 

ブール型 

グループ情報を含めるかどうか。デフォルトは true 

addTo 

オプション 

ブール型 

既存のファイルを全部置き換えて新しいコンポーネントを作成するのではなく、チェックインするファイルを既存のファイルに追加して新しいバージョンのコンポーネントを作成するかどうか。 

hostID 

オプション 

HostID 

ローカルホストの ID 

redun 

オプション 

ブール型 

冗長チェックを適用するかどうか。デフォルトは true 

pickerName 

オプション 

文字列 

使用するコンポーネントピッカーの名前。デフォルトは null (デフォルトピッカー) 

extraOpts 

オプション 

Hashtable 

タイプに追加するオプションの名前と値。extraOpts 引数では、config includeOwnersincludeGroupsaddToredun は指定できない。これらの値を指定するには、この表に記載されている同等のコマンド行オプションを使用する必要がある。

extraOpts パラメータの一例として descriptorPath がある。このパラメータを使用すれば、ファイルをチェックインするときに参照する予定のリソース記述子ファイルへのパスを指定できる。詳細については、『Sun N1 Service Provisioning System 5.2 XML スキーマリファレンスガイド』の第 5 章「リソース記述子スキーマ」を参照してください。

result 

CompCheckInID 

このコンポーネントチェックインジョブの ID