Sun N1 Service Provisioning System 5.2 コマンド行インタフェース (CLI) リファレンスマニュアル

コマンド行インタフェースの実行

CLI コマンドを 1 つずつ実行するときは、cr_cli ツールを使用します。このツールは、CLI を単一行コマンドモードで呼び出します。

単一行コマンドモードでは、コマンドの入力が 1 つずつ受け付けられます。先に入力されたコマンドが完了するまで、次の入力パラメータは受け付けられません。このモードでは、Command Line Execution Client はコマンド履歴を保持しません。

cr_cli コマンドをファイルに格納し、シェルスクリプトから呼び出すことができます。この機能は、実行プランや比較の実行、ホストの生成など、あるタスクを何回も繰り返して実行する場合に便利です。

対話型コマンド行モードでは、シェルとして Jython インタプリタを使用します。このモードでは、CLI を使用すると、次のような利点が得られます。

Procedure単一コマンド CLI を実行する

    CLI Client のインストール先サーバーで、次のコマンドを入力します。


    ./cr_cli -cmd subsystem.object.command -u user -p password
    

ProcedureCLI Jython インタプリタを実行する

  1. CLI Client と Jython のインストール先サーバーで、CLI Jython インタプリタを起動します。


    ./cr_clij
  2. スクリプトの先頭に次のコードを追加します。


    from clui import *
    app=PyCLUI() 
    app.execStr(CLI command) 	
    app.close()

    app=PyCLUI() の指定で、CLI が呼び出されます。App.close() 呼び出しで、この Jython クラスのインスタンスが削除されます。


    注 –

    Jython の SPS スクリプトでは、execStr および execRaw 呼び出しのみがサポートされています。execRaw から返されるオブジェクトは、ほかの execRaw 呼び出しのパラメータとしてのみ使用できます。execRaw 呼び出しから返されたオブジェクトを execStr 呼び出しのパラメータとして使用しようとすると、呼び出しが失敗します。オブジェクトの toString() メソッドは、execStr 呼び出しに渡す文字列の生成に使用できます。