CLI コマンドを 1 つずつ実行するときは、cr_cli ツールを使用します。このツールは、CLI を単一行コマンドモードで呼び出します。
単一行コマンドモードでは、コマンドの入力が 1 つずつ受け付けられます。先に入力されたコマンドが完了するまで、次の入力パラメータは受け付けられません。このモードでは、Command Line Execution Client はコマンド履歴を保持しません。
cr_cli コマンドをファイルに格納し、シェルスクリプトから呼び出すことができます。この機能は、実行プランや比較の実行、ホストの生成など、あるタスクを何回も繰り返して実行する場合に便利です。
対話型コマンド行モードでは、シェルとして Jython インタプリタを使用します。このモードでは、CLI を使用すると、次のような利点が得られます。
シェルに格納されたコマンド履歴を利用できます。
Jython スクリプトから プロビジョニングソフトウェアコマンドを呼び出すことができます。
繰り返しの多い複雑な操作に適した、より効果的なスクリプトを作成できます。
CLI Client のインストール先サーバーで、次のコマンドを入力します。
./cr_cli -cmd subsystem.object.command -u user -p password |
CLI Client と Jython のインストール先サーバーで、CLI Jython インタプリタを起動します。
./cr_clij |
スクリプトの先頭に次のコードを追加します。
from clui import * app=PyCLUI() app.execStr(CLI command) app.close() |
app=PyCLUI() の指定で、CLI が呼び出されます。App.close() 呼び出しで、この Jython クラスのインスタンスが削除されます。
Jython の SPS スクリプトでは、execStr および execRaw 呼び出しのみがサポートされています。execRaw から返されるオブジェクトは、ほかの execRaw 呼び出しのパラメータとしてのみ使用できます。execRaw 呼び出しから返されたオブジェクトを execStr 呼び出しのパラメータとして使用しようとすると、呼び出しが失敗します。オブジェクトの toString() メソッドは、execStr 呼び出しに渡す文字列の生成に使用できます。