プランを実行する場合は、プロビジョニングシステム のリモートエージェントにコンポーネントを配備します。イベントが発生したときにログに記録するようログ構成ファイルを設定しておくと、作成中および削除中のコンポーネントを確認できます。コンポーネントが配備の影響を受けない場合は、更新または削除が必要なリソースのみを配備することで、システムが配備を最適化したという通知を受け取ることができます。配備がどのように最適化されたかを通知するよう構成ファイルを設定すると、上書きされなかったファイルがログに表示されます。
各メッセージタイプには、info と debug という 2 つの種類があります。通常、info メッセージは各ファイルで何が行われたかを記述し、debug メッセージは各ファイルで何が行われたか、およびそれが行われた理由を記述します。
N1SPS-RemoteAgent-home/agent/config/logger_config.xml ファイルに、必要なコードを追加します。
このようなロガーの変更は、logger_config.xml ファイルの appender セクションの後、root セクションの前に追加する必要があります。
レベル値は、error、warn、 info 、または debug にします。debug オプションを指定すると、詳細な出力が得られます。
差分配備でコンポーネントが作成されたときにログに記録する場合
<logger name="com.sun.n1.sps.resource.deploy.filechanges.actual.creates"> <level value="info"/> <appender-ref ref="STDOUT"/> </logger> |
差分配備でコンポーネントが削除されたときにログに記録する場合
<logger name="com.sun.n1.sps.resource.deploy.filechanges.actual.deletes"> <level value="info"/> <appender-ref ref="STDOUT"/> </logger> |
差分配備の最適化をログに記録する場合
<logger name="com.sun.n1.sps.resource.deploy.filechanges.actual.optimizations"> <level value="debug"/> <appender-ref ref="STDOUT"/> /logger> |
差分配備機能を使用して、プランを実行します。
N1SPS-RemoteAgent-home/agent/bin/cr_agent.out ファイルでメッセージを確認します。
次の例は、リモートエージェントに /tmp/test/file3 ファイルが存在し、それが新しいバージョンで更新された場合を示しています。先にファイルが削除されてから、新しいバージョンのファイルが作成されています。
com.sun.n1.sps.resource.deploy.filechanges.actual.deletes (DeployLogger.java:83) - file /tmp/test/file3 is being deleted. (020613) 2006-02-02 15:16:33,950 INFO [ROX:ThrPool:1:NetPool-Worker-3] com.sun.n1.sps.resource.deploy.filechanges.actual.creates (DeployLogger.java:83) - file /tmp/test/file3 is being created. (020605) |
マスターサーバーのステータスを確認するには、logger_config.xml ファイルを編集します。
N1SPS-MasterServer-home/server/config/logger_config.xml ファイルの root エントリで、次に示すようにコードを編集します。追加情報が生成され、マスターサーバーのログファイル cr_server.out に出力されます。この出力は、N1SPS-MasterServer-home/server/bin/cr_server.out で確認できます。MS ログファイル cr_server.out は、ブラウザインタフェース で「View Log」ボタンをクリックすると表示できます。
<root> <priority value="debug" /> <appender-ref ref="STDOUT" /> </root> |