事前定義されたコンポーネント変数名は、次のように、生成コンテキストの関連するコンポーネント属性を参照します。
sys.name – コンポーネント名
sys.version – 標準形式 major. minor のコンポーネントのバージョン番号
sys.description – コンポーネントの説明
sys.label – コンポーネントのラベル
sys.softwareVendor – コンポーネントでモデル化したアプリケーションの作成元であるソフトウェアベンダー
sys.author – コンポーネントの作成者
sys.path – コンポーネントのパス
sys.path 変数は、コンポーネントの path 属性に類似していますが、後続スラッシュ (/) が含まれます。sys.path を sys.name 変数と直接結合することによって、コンポーネントの完全な名称を作成できます。
:[sys.path]:[sys.name] |
sys.rsrcInstallPath – コンポーネントリソースのインストール先
sys.rsrcInstallPath 変数は、コンポーネントをインストールする、またはコンポーネントがインストールされているリモートエージェントのファイル形式になります。この変数を使用できるのは、単純コンポーネントのみです。この変数の値は、ほかの動的コンポーネント変数の計算を必要とする場合があるため、コンポーネント変数のデフォルト値または変数設定の優先指定値に sys.rsrcInstallPath を使用することはできません。この変数は、<component> installPath 属性の値として、または <resourceRef> /<installSpec> 要素の属性内に使用することもできません。これらの制約によって、参照が循環する可能性が排除されます。
sys.targetRefName – 関連付けられたコンポーネントのターゲットホスト名
sys.targetRefName 変数は、ターゲット設定可能コンポーネントにのみ定義されます。コンポーネントのターゲットホストは、ターゲット設定可能コンポーネントの <targetRef> 要素の hostName 属性の解決された値によって定義されます。コンポーネント変数が sys.targetRefName 値の計算に使用される可能性があるので、コンポーネントのターゲットホストをコンポーネント変数値で単純置換変数として使用することはできません。この変数は通常、<retarget> ステップと組み合わせて使用し、ターゲット設定可能コンポーネントにコンポーネントをインストールしたり、またはターゲット設定可能コンポーネントに含まれているコンポーネントを操作したりします。
事前定義されたコンポーネント変数は、変数参照がベースコンポーネントで行われる場合でも、常に、インストールされている実際の コンポーネントに関連付けられて解決されます。事前定義されたコンポーネント変数は、PUBLIC 変数として扱われます。