Sun N1 Service Provisioning System 5.2 XML スキーマリファレンスガイド

呼び出しの互換性

次の場合に、A の使用を安全に B の使用に置き換えることができれば、コンポーネント B はコンポーネント A と「呼び出し互換」であると見なされます。

呼び出しの互換性は、API の互換性やインタフェースの互換性とも呼ばれます。


注 –

通常、2 つの呼び出し互換コンポーネントは、同じバージョンツリー内のバージョンが異なるコンポーネントです。ただし、2 つ目のコンポーネントは、最初のコンポーネントのインスタンスである場合、別のバージョンツリー内に存在することも可能です。


N1 SPS 製品では、システムサービスを提供するコンポーネントに対して、呼び出しの互換性が強制されます。システムサービスが新しいコンポーネントを参照するよう更新される場合、新しいコンポーネントが元のコンポーネントに対して呼び出しの互換性を持つようにします。これにより、システムサービスのアップグレード時にも、システムサービスのクライアントが正常に機能し続けることを保証できます。

また、N1 SPS 製品は、ある特定のインストール済みコンポーネントターゲッターによって参照されているコンポーネントを解釈処理するときも、オプションで呼び出しの互換性を検証します。詳細は、「インストール済みコンポーネントターゲッター」を参照してください。

必須ではありませんが、コンポーネントがその旧バージョンに対して呼び出し互換であるようにしてください。