<execJava> ステップは、ターゲットホストの JavaTM Executor インスタンスを実行します。Executor インスタンスが例外を送出する場合、ステップは失敗し、実行が停止します。
<execJava> ステップには、次のオプションの子要素があります。
<argList> – Executor インスタンスに渡す引数のリスト。この要素を指定する場合、この要素は 1 回しか出現できません。
<assignOutput> – 呼び出されるクラスで書き込まれる InfoStream の値に割り当てられるローカル変数の名前。ストリームに内容が書き込まれない場合、空の文字列が割り当てられます。
<assignOutput> 要素には 1 つの属性 varName があり、呼び出されるコマンドの標準出力に割り当てられるローカル変数の名前が、その値になります。
<assignError> – 呼び出されるクラスで書き込まれる ErrorStream の値に割り当てられるローカル変数の名前。ストリームに内容が書き込まれない場合、空の文字列が割り当てられます。
<assignError> 要素には 1 つの属性 varName があり、呼び出されるコマンドの標準エラーに割り当てられるローカル変数の名前が、その値になります。
<execJava> 要素には次の属性があります。
className – 必須属性で、ExecutorFactory インタフェースを実装する、public no-arg コンストラクタを持つ public クラスのフルネーム。詳細については、『Sun N1 Service Provisioning System 5.2 プラグイン開発ガイド』の「execJava API」を参照してください。この属性は、単純置換変数を参照できます。
classPath – オプション属性で、className 属性で指定されたクラスを含むクラスパス。この属性を指定しないと、リモートエージェントのシステムクラスパスが使用されます。クラスパスの形式は、エージェント上の Java Archive (JAR) ファイルの絶対パスをセミコロンで区切ったリストです。この属性は、単純置換変数を参照できます。
timeout – positiveInteger 型のオプション属性で、コマンドの完了を待機する時間を秒数で指定し、この時間を経過するとタイムアウトになります。この属性を指定しないと、プランの <execNative> タイムアウト期間が適用されます。 この値は 0 より大きくする必要があります。
label – String 型のオプション属性で、この <execJava> ステップに割り当てられ、あとから出力を簡単に取得するために使用される永続ラベルを定義します。label は、一意にする必要がありません。
<execJava> ステップがコンポーネント内に含まれる場合、通常このステップはそのコンポーネントによって配備された 1 つ以上のリソースに含まれるクラスを呼び出します。このステップがプラン内に含まれる場合、呼び出されるクラスはすでにエージェント上に存在します。クラスは、エージェント自体のシステムクラス、あるいは既存のコンポーネントで配備されたリソースになります。
<assign*> 要素のセマンティクスは、<assign> ステップのものに似ています。<assignOutput> 要素と <assignError> 要素に同じ変数名が指定されると、チェックインエラーがトリガーされます。出力およびエラーストリームは、構成ファイルで pe.maxOutputSnapshotBytes の値を指定することにより、データベース出力を現在切り捨てている方法とまったく同じ方法で切り捨てます。
<assign*> 要素の varName で示される変数が、プラン内、コンポーネントのローカルスコープ内、またはプランのローカルスコープ内に存在しない場合、チェックインエラーになります。