Sun N1 Service Provisioning System 5.2 プラグイン開発ガイド

コンポーネントタイプの定義

Sun N1 Service Provisioning System 製品には、基本のコンポーネントタイプが多数含まれます。一部の基本コンポーネントタイプには、ファイルやディレクトリなどの項目が含まれます。特定のアプリケーションまたはプラットフォームで使用する特定のコンポーネントタイプを定義することもできます。たとえば、アプリケーションで常に使用する特定のファイルタイプがあるとします。この場合、アプリケーション用に system#CR Simple Base コンポーネントタイプを拡張して、アプリケーションに新しいコンポーネントタイプを定義できます。

コンポーネントタイプの定義は、ほかのコンポーネントの XML ファイルと同様に XML ファイルに保存されます。プラグインを定義するときに、記述子ファイルの <component> 要素で、バッキングコンポーネントのファイルのパスを指定します。<component> 要素の <componentType> 子要素を使用して、名前、説明などの追加情報を指定します。詳細は、例 2–15 を参照してください。

コンポーネントタイプにバージョンはありません。プラグインで、既存のコンポーネントタイプと同じ名前のコンポーネントタイプを作成しようとすると、名前の衝突を防ぐために、新しいコンポーネントタイプの名前の前にプラグイン名が付加されます。

コンポーネントタイプの作成方法については、『Sun N1 Service Provisioning System 5.2 XML スキーマリファレンスガイド』「<componentType> 要素」を参照してください。